堀井隆善 | 畑田農場

約20年のホテルマンとして、色々なホテルや旅館などで勤務しましたが、仕入れの野菜に不信感を持つようになり、農薬たっぷりの野菜はもちろん見た目も綺麗ですが、このような野菜は健康なのか！？と強く疑問を抱くようになりました。 （平成26年）僕の妻がたまたま農家（もとは酪農家）の娘ということが幸いし、必死に頼み込み、農業をさせていただくようになりました。 （平成26年～28年）1年間は農業の勉強をしながら、基礎を学びながら実技をしていました。この段階で、僕が目指したい有機栽培と全く違う化成肥料や農薬を使う農法で栽培をさせられた感じでした。この3年間は、精神的にも非常に辛いことでした。 （平成29年～現在）この年から、周囲の反対を押し切って、無理やり有機栽培に切り替えました。テストで少しずつ変えようと考えたのですが、ここは思い切ってすべての畑を有機栽培に切り替えました。基本的に僕がやったことはかなりの無謀なことだとは思っています。ただ、いずれすべての畑を有機栽培にするなら一気にやったほうが楽かと感じ、実行しました。有機栽培に切り替えたことで、野菜の元気さ、収穫してからの持ち、自然の旨味などが備わり、安心して食べられるようになりました。 慣行農法を学ぶきっかけがなければ、現在の有機栽培はできていなかったように思います。又、有機栽培を主にされる方々と縁があったことが幸いしたとも感じています。