福岡県糸島市

早瀬憲一

有限会社 緑の農園

鶏卵 鶏肉 洋菓子類

【簡略紹介】
☆つまんでご卵
・生食賞味期限が採卵日から1か月
・サルモネラ菌など不検出のほぼ無菌卵
・生臭さが一切無く、ダイレクトに卵の美味しさを体感できる
・コレステロールが一般的な卵より10%ほど低い
・卵黄、卵白ともに生食、加熱、洋菓子加工等に最適

☆親鶏 万歩鶏
・平飼い方式で1日に1万歩以上歩き回っており、非常に健康的
・余計な脂肪がついておらず、脂くどさが無い
・親鶏ならではのしっかりとした歯ごたえと溢れるうま味
・肉から出汁も出るので、煮込み料理に最適



※以下、私(早瀬憲一)の想いを書きます。長くなりますのでお時間のある方はどうぞご一読ください。



【会社紹介】
福岡県糸島市で「つまんでご卵」という鶏卵を、平飼い式養鶏で生産しております、有限会社緑の農園です。このプロフィール欄は代表の早瀬憲一が書いております。
緑の農園では鶏卵生産を軸に、食堂を併設した直売店「にぎやかな春」の運営、洋菓子製造販売工房「つまんでご卵ケーキ工房」の運営の3本柱で事業を展開しています。
平成元年に現会長が立ち上げた養鶏場は、「ニワトリの幸せ」を第一に考えた養鶏をコンセプトとしており、これは今も変わっていません。ニワトリがか細い声でクォークォーとのどを鳴らすのは、ニワトリがストレスを感じずに一番良い精神状態である証拠です。これを指標に、養鶏場スタッフはニワトリが暮らす環境を整えることを中心に仕事に取り組んでいます。人間とニワトリは良い関係でつまんでご卵の生産をおこなっています。


【つまんでご卵(らん)・親鶏 万歩鶏(まんぽけい)について】
このような環境で育った「万歩鶏(まんぽけい)」の産む「つまんでご卵」は、一切の生臭さが無く、その濃厚な味や甘みや香りをダイレクトに感じていただけます。この生臭さが無くなるというのが、まだ科学的に検証できていないのですが、弊社ではこれはストレス由来の体内で分泌されるストレス緩和物質が卵に移行していないからではないかと推測しています。
このような飼育環境なので、「親鶏 万歩鶏」の味も一級品です。九州では「かしわ肉」として愛されている親鶏ですが、市場は若鶏が中心で、よく言えば歯ごたえのある、悪く言うと固い親鶏肉は今ではあまり見かけなくなってしまいました。しかし、しっかり噛みこむことで肉汁があふれだし、うま味成分は若鶏よりもしっかりと感じていただけます。卵に生臭さが移行していないということは、肉にもその生臭さがない証拠で、美味しさをダイレクトに感じていただけます。またスープ料理にも最適で、肉の臭みや脂のくどさが無い、最高の出汁が出ます。
農業界内では他より研究が進んでいる養鶏ですが、解明できていないことがまだまだたくさんあります。そこが生き物を扱う仕事の面白さでもありますね。


【無公害鶏舎での養鶏】
ニワトリの幸せに重点を置いた養鶏ですが、副次的な効果もありました。それは「無公害鶏舎」で養鶏ができているということです。畜産には必ず「5大公害(臭い・騒音・ハエ・汚水・埃)」がつきものです。これはニワトリに限らず、ウシやブタ、ヒツジやヤギなど、畜産を営む上で避けて通れない道です。ただ、緑の農園では、飼育羽数や鶏舎構造、環境を整えることでこれらの発生が一切無い養鶏が実現できました。公害はニワトリへの影響もさることながら、地域の方々との関係も今のところ良好です。実は現会長は、所謂「よそ者」でした。新規就農で移住してきたのですが、後から入ってきた人間が養鶏をするというと、地域の方々から大反対の声があがりました。当然の話で、自分たちの生活圏に悪臭だとかハエの発生元となりうるものが来ることに良い思いを感じる人はいないでしょう。そこで現会長は地域の方々と
①飼育羽数を当初の予定の1000羽ではなく200羽で始める。
②公害が発生したら早急に営業を停止する。
という取り決めをし、養鶏を始めることを許していただきました。
このような状況で始まった養鶏でしたが、コンセプトと鶏舎環境により一切公害が発生せず、むしろ卵の評判が徐々に増えていったため、一番反対していた方から「こん飼い方やったら問題なかね、増やしてみたらどうね?」と声をかけていただき、ゆっくりではありますが養鶏規模を拡大していくことができました。


【家業を継ぐ】
現会長が平成元年に始めた仕事を、私は平成30年12月に30歳で承継しました。もともと緑の農園で仕事がしたかったので、大学も農業系の大学に進み養鶏の勉強をし、大学卒業後はすぐに家業に入り現場の仕事をしていました。私にとって、農業=緑の農園だったので、大学卒業後に初めて農家の後継者問題・担い手不足の問題が深刻であることを知りました。私も実家に戻った時に、多くの方から「よぉ~帰って来たね!」「実家の仕事してから偉かね~!」などと声をかけていただきましたが、世間知らずな私からしてみればなぜそんなにも言って下さるのかよくわかっていませんでした。就農し、業界が色々と見えてきたころに農業界のけして明るくない現状を知りました。しかし逆に考えるならば、現会長はものすごくポジティブに経営をしていて、また私に継ぐことを特別なことではないと思わせるような仕事をしてくれていたということです。農業はたいへんだ、先行きも危ういなどと言われる時代ですが、私はほんとうに恵まれて仕事ができているのだなと感じますし、誇りに思います。このポジティブな感情こそ、私が仕事に取り組む原動力となっています。


【子どものために、未来のために。】
多くの方に支えられ事業承継ができた一方、これからの会社の進むべき方向も模索しています。「子どものために、未来のために。」という経営理念のもと、会社がどのような社会的価値の創造ができるのかも重要だと思っています。新商品の開発・あらたなブランドの立ち上げ・経営規模拡大・世界進出など多くの道があると思います。
私は、生まれ育った地域をより良くしていきたいと考えています。両親は所謂「よそ者」(これは決して悪い意味で使っていません)の立場から、地域の方々に認められ今の生業を築いてきました。私はそんな両親の元に生まれたため、どちらの視点からも地域に向き合うことができると思います。私たちの住む糸島市は、この時代でも人口微増など、発展を続けていますが、中心部ではなく郊外に目を向けると、多くの課題が見えてきます。私が感じる一番大きな課題は、人口流出、新規移住者が少ない、生産人口年齢層の減少、そしてなによりも子どもの数の減少が顕著な点です。こういった問題に目を向けたとき農業を通してだと、取り組みやすいと考えています。というのも、農業は「地域に対する半公共性」があるからです。ちょくちょく問題になりますが、よく田畑の畔に生えているつくしを勝手に取って行っちゃう人がいます。仮につくしが同じ地域の人の庭に生えていたとしても、おそらく勝手に人は立ち入ってつくしを取っていかないと思います。これは田舎の風景に田畑があるのが当たり前で、まるで公共のもののようにとらえているからです。これを責めているわけではないのですが、つまるところ、農業とは地域の成り立ちに不可欠なものであり、地域に根差しているである。だからこそ、地域を良くしようとするポジティブな行動を起こしやすい業種だと考えています。
具体的に何を、というのは未だ模索中ですが、「地域の子どもが、地域の大人を誇りに思える」仕組みを作りたいと考えています。それが私たち農業を地域で行う大人の役割ではないかと思います。

最後脱線した感も否めませんが、このような想い・展望で仕事をしている会社です。
どうぞよろしくお願いいたします。

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