長野県塩尻市

戸川英夫

サンサンワイナリー

産地にこだわった果物を原料としたワイン、シードルを製造

サンサンワイナリーは長野県塩尻市、塩嶺峠(甲州街道)の中腹にあります。

醸造家 戸川英夫(ワイン一筋54年/エノログ)
大手醸造メーカーの工場長、長野県内のワイナリーの管理・監修を歴任し、サンサンワイナリーのゼネラルマネージャーとして後進の指導にあたる。

「美しい環境から、美しいワインをつくる」
「醸造家が技術だけで造れるわけじゃないんです。ブドウの良さをサポートする。それで初めていいワインが造れる。この土地にあったワインをね。だって僕たちは錬金術師じゃないんだから」

 サンサンワイナリーは、愛知・岐阜・長野県で福祉事業を展開する社会福祉法人サン・ビジョンが運営しています。長野県塩尻市と諏訪市を結ぶ中山道の峠道、ブドウ栽培に優れた環境を持ちながら数年前までは農家の高齢化で増え続ける遊休荒廃地の一つにすぎませんでした。この遊休荒廃地を利用し、元々この土地が持つ個性を十分に引き出し、活かしてあげる事で地域の環境保全を持続的に実現できると考え2011年に事業をスタートさせています。標高864m~840m 西向き斜面、風通しが良く水はけも良い傾斜8%で風通しが良いです。圃場からは糖度20度を下回ることの無い、良質のぶどうが収穫できます。冷涼な気候に恵まれ昼夜の寒暖差が大きく日の光が降り注ぐこの圃場はブドウ栽培には好適地です。
 初ヴィンテージは2015年。この地域だからこそ出来るワイン造りで新たなブランドを育みたい。それが地域文化を豊かに、そして美しい環境から美しいワインを世界にお届けしたいと考えています。ワイナリーの目の前に広がる2haの圃場にはメルロ・シャルドネ・シラーのほか観賞用、試験用の様々な葡萄の樹やりんごの樹を植栽しています。
塩尻市の町並みを見下ろす傾斜の向こうには北アルプスの山並みを望むことが出来、併設されたレストランではこの眺望の中ランチがお楽しみいただけます。「いつか行ってみたいね」といっていただけることが、私たちの喜びです。

 そのためにも徹底した衛生管理は、最も大切にしていることの一つです。これまで戸川が培ってきた知識と経験は、ワイナリー建屋の設計にも生かされています。二重壁に囲まれた建物は、夏は涼しく、冬は暖か。自然換気でワインの蒸発を極力おさえます。足長のステンレスタンクを導入して、掃除をしやすく。ゆったりとした天井高を確保し、巡らしたキャットウォークが作業効率を高めるとともに、安全性も確保しています。HACCPによる一般衛生管理を記録・データ化・分析して安心・安全で高い品質のワインをお届けできるようにしています。