岩手県大船渡市

山下裕一

河内山養鶏場

鶏卵

●ごあいさつ
 岩手県大船渡市三陸町で養鶏をしています。妻の両親が30年前に移住してきて始めた農場で、私は2000年から一緒にやっています。

●生産現場の紹介
 ここ三陸の地は暑さも寒さもそこそこのところで、鶏の飼育には向いていると感じます。周囲は360度、ほぼ森林です。鶏を健康に育てることを心がけています。金網で囲った解放鶏舎に約600羽、鶏のストレスにならないような密度で飼っています。卵は市内の個人のお宅への配達するほか、イタリア料理、和食、菓子店でも使っていただいています。

●餌
鶏には穀類と発酵飼料、緑餌、貝化石、かき殻を与えます。
 穀類は国内産の小麦と、飼料米を与えています。飼料米は町内の信頼できる方と契約して作っていただいています。
 発酵飼料は地元で調達した米ぬか、製餡かす、魚粉で作っています。米ぬかは半年ほど寝かせるので、熟成したいい匂いがします。他の原料は約一ヶ月発酵させてから与えます。発酵飼料は“生きている餌”で、鶏が好んで食べます。

●“緑餌(りょくじ)“って何?
 私たちが野菜を食べるのと同じように、鶏が健康を維持するのに不可欠な要素です。春から夏は畑の雑草が主で、ハコベ、アカザ、クローバーなど、成長が旺盛で栄養価の高いものばかりです。秋から冬には、カボチャ、カブ、ライ麦の葉を与えます。これらは鶏の健康を維持するだけでなく、卵の黄身の色になります。

●化学物質を使っていません
鶏には、ひよこ(初生びな)の導入前にワクチンの接種がありますが、ここでは一切の薬物を使用していません。緑餌を生産する畑では除草剤、殺虫剤、化学肥料を使用していません。ただし、家畜保健所の指導により鶏舎周辺に石灰を散布することがあります。

●卵の保存について
メス100羽に対し、雄2羽程度を一緒に飼っています。有精卵になりますので、届いたら涼しいところに保存してください。