埼玉県加須市

関口智之

関口農園

◆ごあいさつ
埼玉県加須(かぞ)市にある、関口農園です。
朝から晩まで休みなく田畑をまわる元気いっぱい72歳の父、そんな父に45年寄り添い働く母、そしてその長男の智之と妻・愛子の家族4人で営んでいます。

◆農家になったワケ
<夫 関口智之の場合>
1976年、埼玉県騎西町(現加須市)に、16代目の農家の長男として生まれる。
日々汗水流して働く両親の働き場である畑や田んぼなどの自然が、小さい頃から兄弟たちとの遊び場だった。
常に自然が近くにあり、作物を大切に育てる両親の姿を見て育った智之が、同じく農家を志すのは、いわば至極当然のことだった。
その思いを強くしたのは、20歳の時。身近な人が病に倒れ、親がいつまでもいるわけではないという当たり前なことに気付き、親が元気なうちにノウハウを引き継ぎたい、畑を守りたいという使命感にも似た思いを抱く。
東京農業大学卒業後、家業である関口果樹園を継ぐ。

<妻 関口愛子の場合>
農家の長男に嫁いだ母から、「(苦労をするから)絶対に農家の長男と結婚しちゃダメよ」と小さい頃から言われ続け、好きな人が出来るたびに、母から相手が長男かどうかのチェックが入る。
2009年、関口智之と運命の出会いをする。しかし、相手は農家の長男。周囲の反対を押し切り、2011年に結婚。結婚後も昔からの夢だった教師の仕事を続けるが、二男を授かった後、子育てと仕事の両立に悩んだ末、退職を決意。
2018年春から夫の智之と共に畑に出て、一から農業を学んでいる。

◆地元の紹介
埼玉県北東部にある、加須市。群馬県、栃木県、茨城県と隣接し、日本一の流域面積を誇る利根川が流れる。こいのぼりの生産数が日本一であり、「加須うどん」でも有名。
利根川の恵みを受けて、古代から農業が盛んであったこの土地は、県内一の収穫量を誇る米をはじめとし、様々な農産物の一大産地である。
市街地と緑豊かな農村地帯が調和するこの地で、関口果樹園は梨と米の生産に取り組んでいる。

◆伝えていきたいこと・信念
スマホを開けば、情報に溢れる現代。農産物の販売もここ数年で様変わりし、「いかに見映えを良くするか」が重要なファクターとなっている。過剰な売り文句、過剰な包装、過剰な宣伝……その風に弄ばれながら、ふと疑問を抱いた。
「売れるもの」を作りたいのか、「売りたいもの」を作りたいのか…?
外見ではなく、中身で勝負したい。本当に美味しいものを作りたい。見せ方、売り方はちょっと不器用、でも、味は文句無し。実直に「味」を求め続ければ、それを分かってくれるお客様が必ず現れる。

このポケットマルシェに参加させていただいたのも、その想いから。ここなら、美味しいものをそのままにお届けできる。そう確信したからだ。
ー自信を持って堂々と「美味しいもの」をお届けしたいー
関口果樹園は今日も自然と対話し、農業に励んでいる。

◆今後の夢
「本当に美味しいもの」を作りたい、その信念のもと、ひたむきに努力してきた。
子宝に恵まれた今は、子どもたちが畑で遊ぶ姿を見ながら仕事をする時が、夫婦の一番の幸せ。
息子たちの笑顔を見て、改めて「自然との関わり」「食との関わり」について思うことがある。
この子たちが大きくなった先も、この豊かな自然があり、美味しいものがありますように……。
自然と共生する農業、生き方をこれからも続けていきたいと考えている。