新潟駅からまっすぐ延びた先、
万代橋たもとにあるコズミックスビル。
そこにスタジオを構えるラジオ局FMportさんが
19年6ヶ月で閉局しました。
Twitter上でリスナーさんの呼び掛けで、収録スタジオの見えるところで、最後の放送を聞きながら停波の瞬間を迎えました。
タグ #fmport が世界のトレンドワード26位、日本でも1位に上り詰めた瞬間が停波の瞬間。
なんで、これだけ人々に愛されるサービスが消えてしまうのか……
今回の停波にはコロナの影響による大手スポンサーの脱退と累積赤字で閉局が決まったそうです。作り手、聞き手共に ほんの数ヵ月で 日常に有ったものが消え去りました。
ラジオ、、今ならスマホで聞く人も多いですよね。
ラジオなんだからチューニングすれば聞けて当たり前。
無料で聞けて当たり前……
そもそも、無料が当たり前 って 農産物を作る側になって不思議に思える。
プロの製作さん、技術者さん、営業さんなどがいて、初めて話し手さんによって ハイクオリティーな作品が作り出されているのに、なぜ疑問も持たずにタダでサービスを享受できたのだろうか?とモヤモヤする。
最近の販売サイトでは「送料無料」を謳った販売方法が多く見られる。もちろん商品代金に送料は乗せてあるのだけど、イメージ的には「運んでくる人の仕事をタダでサービスが受けられる」と植え付けられている。
仕事をしているのに タダ…… 運んできてくれた人は目の前に実在し、仕事をしているのに 価値の無いタダとしてよいのか?
ポケマルさんは「真っ当に働く人がバカを見ない社会構造」としてスタートし、運ぶ人にも仕事の価値の対価として送料を別にしている。
ハイクオリティーな仕事のサービスをタダで受ける
それは健全な経済の形なのだろうか?
電波は公共性を有するからタダで受益されるべきなのはわかる。
でも、公共性であって公共のものではない。だから潰れたわけだし。
もっと直接的に ラジオ局の製作物に対して 対価を支払えるシステムがあれば 多くの新潟県人が 寂しさに襲われなかったかもしれないと思うと悔しさが込み上げる。
サービスに対して適正な対価を支払う。