【常温便】希少なエンドウ豆「アラスカ」

「グリーンピース」でも「ウスイエンドウ」でもない、岡山県でも南部の人しか知らない謎めいた魅力を持つエンドウ豆、それが「アラスカ」です。 昭和の時代に、種が欧米からアラスカ経由で輸入されていたためその名がついたという説もありますが、真偽のほどは定かではありません。 「アラスカ」は、莢から実を取り出して食べる実エンドウの一種です。その実はウスイエンドウと比べて一回り大きく、独特の青臭さがなく、強い甘味と、まるで芋のようにホクホクした食感が特徴です。また、外皮が薄いため豆ごはんにしてもシワになりにくいという利点もあります。 この美味しさは、岡山市内の小学校で学校給食の「アラスカ豆ごはん」として提供されているほど、岡山県民に深く親しまれています。様々な料理で楽しめますが、シンプルに炊き込んだ豆ごはんこそが、「アラスカ」本来の風味と食感を最大限に引き出す最高の食べ方です。 【アラスカについて】 なぜこの呼び名になったのか、なぜ岡山県で栽培が広まったのか。今となってはそれを知る人は少なくなりましたが、1960年代頃から岡山県南部の一部で栽培が続けられている、まさに超ローカルな野菜です。 当園でも先代が栽培していましたが、先代が種を残さずに亡くなってしまったため、一時は栽培を諦めるしかありませんでした。 しかし、幸運にも生産者の方から種子を分けていただけることになり、今期から栽培を再開することができました。 この「アラスカ」をより多くの皆さんに味わっていただき、その認知度を高めていきたいと思っています。 特に、現在岡山県外にお住まいで「アラスカ豆ごはん」を食べたことのある“元岡山県民”の皆様、忘れられた故郷の味をもう一度ご賞味いただき、「アラスカ」の美味しさを周りの方々に広めてください！