シーズン後半の葉が硬くなった海苔です。 シーズン前半の海苔に比べて、風味は劣りますが、ジャキジャキッとした食感が増し、スープやパスタの具材として食べると最高に美味しいです。 温暖化の影響を受け、海苔が獲れる期間がだんだん短くなってきています。 魚やカモが海苔を食べてしまうという食害、 海に栄養塩が少なく、色がつかなくなる色落ちに、 全国の海苔漁師さんが頭を抱えている状況です。 このままでは、海苔漁師でいることを諦めてしまう漁師さんが増えてしまう。 【色落ち海苔の商品化を企画した背景】 「色落ち海苔が評価されれば、漁師さんの生産意欲につながる」 「色落ち海苔を通して、海の現状を伝える」 私たち含め、全国の海苔生産者さんの一助になれば幸いです。 ▼自己紹介 岡山県玉野市胸上、胸上漁協所属、漁師夫婦(富永邦彦・美保)です。 自分達が手塩にかけて育てた海苔を全国へ発信したい！という想い一心で、2009年1月23日に屋号"邦美丸"を立ち上げました。 2019年に海苔生産工場を新設し、生産性向上、海苔の品質向上を実現し、併設した玉野市初の海苔直売所でも販売を行っております。 ▼商品概要 岡山県は全国第10位の海苔生産量で、中でもここ胸上は毎年県下1位の生産量を誇っています。 海苔が美味しく育つためには、川からの"栄養塩"が必要不可欠です。私たちの漁場は、岡山3大河川のうち2河川(旭川・吉井川)が流れ込んでくる場所で海苔を育てさせて頂いており、栄養豊富な海苔に育ちます。 ▼品種・味の特徴・食べ方 ［種］ スサビノリ 瀬戸内の潮の流れの速さのおかげで、細胞がカッチリとしており、しっかりした海苔に育ちます。すなわち、おにぎりや巻き寿司など、作って食べるまでにお時間を置くお料理に使用した際に、海苔がひび割れする事なく、パンパンに詰めたご飯や具材もしっかり巻ける海苔です。 ［食べ方］ ・お好みの炙り加減で自家製焼き海苔 ・フライパンにお好みの油を引き、海苔を炒めてお塩をパラパラ、海苔チップス ・天ぷら ・スープ ・パスタ ▼数量、分量の目安 1袋(板のり10枚入) ▼栽培/生産方法、こだわり 浮流し式養殖法で大切に海苔の胞子から育て上げました。日々変わる海の状態、天候、海苔の生育状況を見極め、柔軟に対応し、生産時期は美味しい海苔に育つ事だけを考えて生活しています。 「生涯1年生」の気持ちを忘れず、良い意味で慣れを嫌い、固定概念を持たないよう心掛けた漁師の本気の海苔です！！