周囲を峠に囲まれた標高850m以上の高地である売木村では、澄んだ空気と工業生活排水が混ざらない源流という恵まれた環境で農業を行っています。 そして高原ならではの昼夜の寒暖差が稲の栄養価を上げ、甘み旨みが深い米の仕上がりとなります。 私たち「ネットワークうるぎ」では、環境に配慮した農業こそ人の生活を豊かにすると考えています。 そこであえて、減農薬や無農薬栽培、有機肥料使用といった栽培にこだわりました。 その結果、田んぼには虫やカエルなどの生き物たちが共存し、収穫した米は慣行栽培のものよりも深い味わいとなりました。 手塩にかけて育てた「うるぎ米」を一人でも多くの方々に美味しく食べていただければ、これほど嬉しい事はありません。 ※茶色い米粒が混ざっている場合があります。これは成長過程でカメムシが栄養を吸ってしまった粒で、炊いて食べても問題ありません。 このような被害を防ぐには殺虫剤を使った消毒が主流ですが、私たちはその他の方法（田の周辺をこまめに草刈りしてカメムシの住処を減らす、など）で、できる限りの対策を行っています。 茶色い粒は、見た目に少々悪いものですが、消毒を行わずに生物多様性を重視した結果とご理解くださいませ。