5月の名取せり(春せり)

冬、そして晩春を迎え、 セリの茎葉を山菜のように調理して食べる時期となりました。 当地格言はセリ可食時期は「カッコウが鳴くまで」。 1キロは、一般に流通するセリの10束ぶんです。 おひたしに、天ぷらに、炒め物に、薬味に。 手打ち蕎麦やさんの薬味や天ぷらに好評いただいてます。 イタリアンでは、ジェノベーゼみたいなソースにしても。 「春の皿には苦味を盛れ」格言通りの滋味。 冬の根を楽しむでなく、 春の苦味を楽しむ東北の食材です。 東北食べる通信2019年3月号にお世話になりました。 農薬及び化学肥料は栽培期間中も以外も使用しておりません。 2011年より出荷前に放射能測定し下限値以下を確認しています(詳細はお問い合わせください)。 宮城県名取市下余田地区の在来野菜、名取せり。 自家採種し全ての生産工程で、 農薬及び化学肥料を使用せず有機農業により生産しています。 栽培収穫は9月から5月くらいまで続いていきます。 美味しい部位や状況変化、価格変動もありますので、 月ごと別の出品とさせていただきます。 5月のせりは、晩春の盛り「旬の名残り終盤」。 根っこ無しの茎葉部分をお届けします。 栄養生長から生殖生長に切り替わり、 根からじわじわ旨味が茎を経由して新芽へ移動します。 茎葉部分をお浸しや酒蒸しだし巻き卵、 パスタにピッツァにも、 和洋中を問わず、当地ではご利用頂いています。 新型コロナウイルスの影響で、 仙台せり鍋を飲食店で楽しむ方々がすっかり居なくなってしまいました。 毎年たくさんご用命頂いていた飲食店さんからの注文が、 ほぼ無くなっています。 旬の季節の在来野菜を、 からだに食生活に取り入れていただければ幸いです。