ある日の事。 親戚からもらったんだぁとホクホクした顔で帰ってきた父、清三。 枝を4本もらってきたんです。 え？葡萄って苗で育てるんじゃないの？ 良いんだね。わが全部やるはんで。 と、豪語する父。 ひょろひょろっとした枝を地面に刺して 数日間。 1本枯れ、2本枯れ…このまま全滅かなぁ と、様子をみてたら2本はちゃんと定着したみたいです。 それから3年…ようやく実がなりました。 父が言うには 「子供の時にリンゴ畑の角っこに生えてる葡萄、学校帰りにこっそり行って、盗んで食べてたんだねぇ。がははは（笑）」 と、笑っておりました。 そんな少年時代から変わらず栽培され続けてる白ブドウ。 これってなんて品種？って聞いたら 「名前？白ブドウは白ブドウだべな」 との事でした。 昔からあるこの葡萄が1番めんだぁ〜だってさ。