弓削美幸 | 西伊豆民宿「おくだ荘」

日本一透明な海水を、薪の火力だけで焚き上げること13時間。 ほんの少しの生産量に、ひたすらこだわりを込めています。 ▼自己紹介 静岡県沼津市井田地区で「おくだ荘の井田塩」を作っている民宿おくだの弓削美幸です。 ポケマル での出品をはじめ、皆さんからの温かいお言葉を励みに毎日頑張っています。 私どものお塩のこだわりを書かせていただきましたので、 もしよろしければご一読いただけますと幸いです。 ▼なぜ民宿が「塩づくり」？ きっかけは20年近く前。 先代の父が見つけた井田地区の文献に、「第20代安康天皇にこの土地で作られた塩が献上された」との記録を見つけたことが始まりです。 当時目の病に侵されていた安康天皇にこの土地の塩を献上したところ、目の病が癒えた、とのこと。 井田（イタ）という地名も、この時病が癒えた（イエタ）ことから名付けられたものでした。 営んでいた民宿業の傍ら、 1500年前当時から続く【美味しいお塩は作れるけど非効率過ぎて誰もやらない】そんな手法に村おこしの一環として挑んだのが始まりでした。 ▼商品のこだわり おくだ荘の井田塩は、20、21年と海水透明度調査日本一(環境省調査)にも選ばれた日本一透明な海から汲み上げた海水を、天然の[ヒノキ・スギ・マツ]等を焚きあげます。 約13時間、塩釜とひたすらにらめっこしながら温度調節を行た末に、 １釜3-4kg程度のお塩がやっと完成します。 ▼味の特徴 日本一透明、つまり不純物のない海水を、焚き火の強い火力のもと長い時間をかけつくることで出来上がる塩は、まさに宝石です。 口あたり良く抜けが良い味わいで、始めてお口にされる方にはよく、「甘い！」「塩の嫌な感じがしない！」とおっしゃっていただくことも。ウチの塩はしょっぱさの後に自然由来の甘さと旨味が残るように思います。 また季節ごと、海流の違いや薪の種類によって味が少しずつ変化していきますので、全く同じお塩は二度とつくれません。 今この時しか出会えないお塩を、是非とも楽しんでいただけますとうれしいです。 そんなちょっと不思議なお塩ですが、 銀座・六本木・赤坂・恵比寿・神田などの高級寿司店さん、料亭さんでもご使用いただいており、味には絶対の自信アリ。TVや雑誌社様にも、今年だけで10件以上ご紹介をいただいております。 ▼こんなお料理に！ 普通に料理にご使用いただくと塩気が柔らかいお料理に。 素材に直接つけると素材の味が引き立つ味わいに。 完全自然製法の身体に優しいお塩ですので、塩分調整をされている方やオーガニック志向の方にもおすすめです。 ●やわらかな味わいの為、シンプルな味付けのお料理や素材の味を引き立てるお料理によく使われています。 銀座や赤坂、神田などの料亭でも使っていただいています。 天ぷらや白身魚のお刺身、やきとりやサラダに振りかけていただくとお味がグッと上品になるかと思います。 ●夏先はスイカやトマトにつけるのも、味の違いがよくわかりおススメです！ ●おくだ荘では、焼き野菜や天ぷら、お鍋などでも使用しており大好評でした！ ▼最後に 塩はあくまで主役ではなく、添えることで他を「引き立たせる」ものです。 ポケマルさんで味わうことの出来る素晴らしい食材の数々をよりおいしく味わっていただくために、是非とも併せてご賞味いただけますと幸いです。