エコピ様
ご質問いただき、誠にありがとうございます!
一番茶中での茶葉の成長の移り変わりを楽しめるシリーズがこちらとなります。
一言で『新茶』、『一番茶』といっても収穫シーズンは4月の下旬〜5月中旬で、約2〜3週間ほどあります。
その2.3週間の間にお茶の芽はすくすく育ち、一番茶の始まりの日と終わりの日で収穫する葉は、大きさが2倍以上、収穫量も3倍ほど違ってきます。
葉の大きさと重さの違いは目で見ただけでわかりますが、色・味・香りを構成するお茶の成分も2.3週間の間で大きく変化しています。
収穫日が遅くなり、葉が光合成をすればするほど、
うま味・甘味成分のアミノ酸(テアニン・グルタミン酸など)は減少、苦渋み成分のカテキンは増加、あと引く苦味のカフェインは減少、食物繊維は増加し、カサが大きくなる分お茶の油分が相対的に減るため艶やかさがなくなっていきます。
つまり、一番茶の始まりの頃は柔らかな新芽で、芽吹いたばかりで光合成をそんなにしていないので、カテキン(苦渋み成分)は極端に少なく、アミノ酸(うま味・甘味)が凝縮された繊細なお茶となります。
反対に、一番茶の終わり頃は、日光を十分に受け、ぐんぐん伸びた葉は硬くなり、アミノ酸(うま味・甘味)は減少し、カテキン(苦渋み)は増加しているので、苦渋みの感じられる力強いお茶となります。
栽培方法・製茶方法は全て同じ工程。
一番茶の葉の生育の『移り変わりの違いのみ』を楽しんでいただけるように、均一な栽培と製茶を行い、美味しさを引き出す仕上げをしています。
お好みに合わせてお選びいただければ幸いです♪