埼玉県鴻巣市

江原広美

ガバレ農場

有機野菜セット 合鴨農法米 普通栽培米

【ガバレ農場の江原です。】
埼玉県鴻巣市にある有機農家です。 東京から1時間の距離にあり、都市化の進むところと、農業地帯が混在しているところです。ガバレの意味は、エチオピアの言葉で『農民』を意味します。30年ほど前に、NGOのスタッフとしてエチオピアの農村で活動していました。厳しい環境のなか、農業を営むエチオピアの農民に、生きることの意味や食べるということの本質を教えたもらいました。彼らの生き方に感銘を受け、農場の名前にしました。


実家は代々(400年前?)農業を営んでいましたが、慣行栽培のお米と自家用の野菜を育てている農家でした。エチオピアの活動をしていたNGOの団体は、アジアの国で有機農業や自然農業をベースにした農業活動をしており、その活動にふれるなかで有機農業をしている人たちに出会うことが多く、有機農業に興味を持ちました。有機農業は単に有機資材を使うのではなく、食べかた、人との関係、社会との関係までも含めた農の営みであることを知り有機農業への転換を果たしました。

野菜を育てている畑は約1ヘクタール。すべて有機JAS認証を取得しています。年間で育てている野菜の種類は、50品種を超え、ひとつの畑にたくさんの種類の野菜が育っています。 お米は全田んぼの半分が有機農業での生産ですが、半分は慣 行栽培です。有機の田んぼの半分は合鴨農法でお米を育てています。
畑は都市化された地域の中にあるところも多く、生産緑地を申請しています。東京に近いこと、また、都市化された場所での有機農業で、自然が豊かな所ではありませんが、食べ物を育てている現場と、食べる人の住むところが近いため、
人が集まり、癒される場所としての役割がある気がします。

【畑や田んぼは食卓の延長にあるものだから】
私たちの農場は、小さな子供からお年寄りまでが集い、農業の体験や食べることを考えるひろばとしての役割を持つことを大切にしています。お米や野菜は生産物としてだけでなく、健康な体を作るための食べものですから、誰もが安心して食べられるものでなくてはなりま せん。 畑や田んぼは食卓の延長にあるものです。毎日の食事が楽しいものであるためには、おいしく、安心して食べられる食材が不可欠だと思います。 その食材がどのように育っているかを感じてもらえるように、田植え、田んぼの草取り、稲刈り、うどん作りなどのイベントも年間を通して行っています。

地域の農業は大規模化し、米や麦等に特化したものが主体です。作業も大型機械を使ったものとなり、人が関わることが減ってきました。また効率的な生産のための機械化、化学肥料や農薬多用が普通です。農家の高齢化が進む中で、
大規模化できない小さな畑や田んぼは耕作する人がいなくなる心配がでています。一方で、家庭菜園など、自分で食 べるものを育てたいと思っている人は増えています。耕作放棄化しそうな畑や田んぼを有機農業によって活用し、都市に住む人、障害のある人などと有機農業で結びながら、大規模化とは違う方向で、農業や環境を守ることが必要だと思います。そのためにどんなことができるかを考えていきたいと思っています。

【旬の野菜の良さを知ってもらいたい】
野菜の旬がわからなくなっています。トマトやナスなどの本来は夏の野菜でも一年を通して買うことができます。しかし、旬の野菜は夏であれば体を冷やしてくれたり、冬であれば温めてくれるなど、野菜の持っている効力はたくさんあるのです。
旬の野菜が入ったセットは、届いた野菜を見てから料理を考えるという発想が必要になります 。最初は戸惑うかもしれませんが、旬の野菜の持っている味やパワーを活かした料理を考えるのも楽しいと思います。

江原広美さんのコミュニティ投稿はありません。