石川県かほく市
林 利美 | ー
キウイ
プロフィール写真はまるで漁師のようですが、農家の林利美です。
6年前、30数年住んだ神奈川県から実家のあるこの地に引っ越しました。
親友であり良き指導者のGさんの実家で農作業の手伝いをすること20数年、採れたて新鮮な野菜や果物の美味しさを味わっていました。
引っ越してきて実家の畑で野菜を作ったりしていましたが、耕作放棄地を見るにつけ、何かやりたいなぁ、何が出来るだろう…
そこで知らないことに挑戦するよりも、今までやってきた事をこの地でやってみようと思いました。
経験してきたとはいえ、一から始めるとなると大変でした。
栽培方針については、いろんな種類を植えたい夫と、2〜3種類にとどめたい私との意見の相違もありました。
結局、10数種類を栽培していますが、全て美味しいとは言えず切ってしまった木もあります。
能登里山の地、厳しい気候にも耐え、大きく育ってきている木を見るたび生産者としての喜びを感じます。
花が咲き、人工授粉後小さな実をつける頃には、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ」と賢治の詩の冒頭を暗唱する心境です。
農薬や肥大剤、除草剤は使わず、大量発生する豆コガネにはフェロモントラップで退治します。
毎日食べても飽きないヘイワード、味も香りも色も違うキウイたち、少しずつ収穫量も増えてきています。
9年間子どもの弁当作りをしました。
晩秋になるとキウイがお弁当に彩りを飾りました。
キウイは切ってからさらに追熟が進むのか、ちょっと硬めでも食べる頃には美味しくなっていたようです。
便利な都会の生活、にぎやかな人間関係、並んでも食べたいお店、ふと思い出す事はありますが、そんな時代もあったねと日々目の前の畑で格闘してます。
新品種がどんな味のキウイに育ってくれるのか、美味しいといいなあ!
次はどのキウイの木を増やそうか?イチジクも増やしたいなあ。
ハウスの中で鳴いてるのはシュレーゲル、てんとう虫の幼虫はお腹いっぱいアブラムシを食べてる。
小さな生き物たちからも食べることの大切さを教えられます。
特定商取引法に基づく表記
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