岩手県花巻市

高橋 誠

高源精麦

白金豚プラチナポーク

◆「これは絶対に『食べて美味しい』お肉のはずだ..」
1996年当時、養豚場のシステムを刷新して、新ロットの豚肉を売り始めたころ、私達は不安のなかにいました。
その風味の良さや鮮度になんの問題もないのに、取引先バイヤーに私達の商品を買い叩かれ、連日クレームをつけられていました。私達が飼育しているのは、黒豚バークシャー種を父親にもつ三元交配のLWB豚。
肉質がやわらかく、脂身の旨さに自信こそあれ、一般にひろく普及している豚肉より、脂肪が厚くのり、ロース芯がやや細くなってしまう特性がありました。

◆「色だの形だの、見た目でケチをつける取引先に頭を下げるのではなく、商品の魅力をわかってくださる方に買い上げてもらう道を探そう!」私達が「白金豚」というブランドを興し、飲食店むけの販売を強化したのはそういう背景でした。調理し、食べてもらいさえすれば、絶対に評価してもらえるはずだと信じて。

◆お陰様で現在までに、白金豚は調理師の方々に高く評価されてきました。地域の観光地・観光ホテルをはじめ、日本各地のレストラン・ホンコンの和食店で愛されるようになっています。
 感謝するしかありません。本当にありがとうございます。

◆当社の経営理念は「真心と高品質で地域の食を豊にする」です。
私たちは岩手県花巻市で養豚をやっている会社です。
自分たちで精肉販売や飲食など六次産業を手がけて40年以上になります。

◆エサにNon-GMOの安全な穀物を採用しているうえ、現在は地域の耕種農家と提携して生産された、子実トウモロコシや飼料米も採用しています。養豚場から出る堆肥を使って穀物を育ててもらい、エサに使う。それから出来たお肉を花巻の観光資源にする取り組みが、お陰様で沢山の方に支持していただいています。

◆精肉部門では、自分たちで枝肉からのブロック肉をとり、スライスまで行っています。そのため骨付きから、しゃぶしゃぶ肉・挽肉までお客様のご要望に細かく応えることができます。

◆白金豚の名前は、地域の作家・宮澤賢治さんの作品「フランドン農学校の豚」に影響を受けました。ご親族の許可もいただいております。
同作は、農学校で飼育する豚を、食べるために処置するまでの過程を、人間の業(ゴウ)と重ねて悲しく描写する物語です。
本作は生前未発表作品のため、欠損している箇所がありますが、現在は文庫や絵本でも読むことができます。
賢治さんは実際に農業高校の教師だったこともあり、その環境のなかで色々な思考実験をされていたようです。
この中で賢治さんは、穀物や食品残さから肉という食材を作り出す養豚業を、科学の実験に喩え、豚を触媒の白金に重ねました。
「生きた一つの触媒だ。白金と同じことなのだ」と。
私達はこの花巻で養豚業を営んでいます。ただの儲け主義ビジネスではなく、地域の農業者との連携や、地域の価値向上につながる社会貢献を大事にして参ります。

◆高源精麦(株)の社名に「精麦」(せいばく)とありますが、これは昔の名残りです。
かつてはこの地で、穀物卸や大麦加工業を営んでおりましたが、やがてエサを扱うようになり、現在では畜産と食の会社になっています。

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