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横山 正

福島県二本松市

横山 正 | 東和ブルーベリー研究農園

ブルーベリーの新鮮果実・その冷凍果実等

私は、3年前に東京農工大学農学部を退職して、2年前から福島県二本松市東和地区へ移住してブルーベリー栽培をはじめています横山正(よこやま ただし)というものです。 2011年の東日本大震災は、農工大がある東京都府中市でも大きな揺れになりました。当時、私は農学部植物栄養学研究室の教授として勤務しておりました。福島第一原子力発電所の事故で、福島県等に放射性セシウムが降下して、大きな汚染を引き起こしましたが、なんとか福島の農業復興を支援したいと考え、2012年から農工大の教員と協力して、放射性セシウム汚染から福島の農業を復興させる支援研究を、福島県二本松市の東和地区を拠点に行ってきました(http://web.tuat.ac.jp/~biof-pro/index.html)。 この過程で、多くの農家さん等と知り合いになりました。私は、中間山地ですが東和地区が好きになって、大学を退職したらここに住みたいと農家さんに相談して、退職前から家を探してもらって住み出しました。 お世話になっている農家さんに、退職後は農家になりたいと相談しました。そしたら何を作りますかと問われ、お米を作ると言いました。農家さんからは、それでは市の農業委員会は農業者として認めないと言われました。 農工大農学部はブルーベリーの発祥の地です。農工大の農場には、日本中にブルーベリーの苗を普及させた原木もあります。友人にブルーベリーの専門家が複数いましたので、ブルーベリーを栽培すると言うことで、農業委員会から農家の承認をもらいました。 2020年5月に、お借りした40アールの圃場に16品種のブルーベリーを400本植えました。現在、会津の宇川ブルーベリー園の宇川さん(https://ukawa-blueberry.com/)や、東京農工大農学部の先生方(http://web.tuat.ac.jp/)に教えを受けてブルーベリーの管理を行っています。 2021年5月に花が咲き、宇川さんから「今年は収穫して良いよ」と言われ2021年7月からはじめて収穫をはじめました。果実を収穫して販売するのは初めての経験でした。今年は2年目の販売になります。 研究農場の代表者の横山は、東京農工大農学部で、農業にどの様に土壌微生物を役立てるか、バイオ肥料を長年研究してきました(https://bio-f.com/)。そこで、SDGsに沿って、土壌微生物の能力を利用した、地球環境に優しい持続的な農業生産が可能か、ブルーベリー園をモデルに試したい。また、農場がある二本松市東和地区は、中山間地帯です。人口は減って、休耕地が増えています。このような地域で農業で収益を上げるためには、どのような方法があるのか、試してみたい。
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