長野県北安曇郡
貞光実里 | お結び自然農縁
お米・玄米コーヒー・お米の麺
この度は、ご覧いただきありがとうございます。
私達は北アルプス山麓・長野県北安曇郡松川村で自然栽培(無農薬・無肥料・自家採種・天日干し)のお米作りをしています。
私達は何よりもお米が大好きで、お米を大切に思っています。
「お結び自然農縁」の「お結び」は「おむすび(お米)」で、多くの人とすばらしいご縁を「結び」たい、という私たちの願いです。「自然農縁」の「自然農」は、農薬や肥料を使わず、出来るだけ自然に近い状態での栽培を目指し、「農縁」の「縁」は、農を通じて多くの方と素敵な「ご縁」を結びたいという思いです。
●農家になった経緯
30代後半、体調をくずしたことをきっかけに「食」の大切さを学び、その中でなによりもお米が大切だと学びました。
それからお米をたくさん食べる様になり、いつのまにかお米が大好きになりました。
そしてお米ほど素晴らしいものはないとまで思うようになり、毎日お米を食べる事がとても楽しみになりました。こんな素晴らしいお米を是非自分達の手でつくりたいと思い、農業経験まったくゼロのわたしたちが2013年に滋賀県の農業法人で1年間研修を受けた後、2014年5月に長野県大町市に移住し、自分達でお米作りを始めたのです。
私は横浜、主人は大阪出身なので、この信州には全く縁もゆかりもありません。当然知り合いは誰もおらず、また家、農地はじめ農機具なども何もなく、ただ自分達の大好きな信州でお米を作りたいという思いだけで移住をしてきました。
多くの方々のお蔭で、2016年から、ここ北アルプス山麓・松川村で本格的にお米作りを始める事が出来るようになりました。本当に有難いことだと感謝の氣持ちでいっぱいです。
●生産物の紹介
お米は昔ながらの在来種「亀の尾」と「朝日」そして少ないですが「羽二重餅(もち米)」を作っています。
その他、自家産のお米「亀の尾」で作った加工品(お米の麺、玄米コーヒー)、黒豆などを販売しています。
私達がお米作りで一番大切に思っている事は、田んぼの中でお稲さんたちは今、氣持よく、心地良く過ごしているだろうか?いつもそれを考えてお世話をさせていただいています。
<お米作りのこだわり>
①無農薬栽培(除草剤、殺菌剤、殺虫剤など一切使用しません)
②無肥料栽培(化学肥料はじめ有機肥料、鶏糞、牛糞などの動物性堆肥、ボカシなど一切使用しません)
③在来種を栽培(ある地域で伝統的に栽培され、遺伝子操作など現代的な品種改良を行っていない作物を栽培)
④自家採種(毎年、田んぼで育ったお稲さんから種籾をとります)
⑤天日干し(無農薬、無肥料で育て、最後はお日様にじっくりかわかしていただきます)
⑥籾で保存(土蔵の中で籾保存する事によって、旨味がじっくりと増していくように思います)
⑦愛情(毎日田んぼに行って、お稲さんに声をかけていると、とても喜んでくれているように思います)
お稲さんたちは私達と同じ生き物です。人間の都合で考えるのではなく、お稲さんたちの氣持ちになって接するように努めています。
●地域の紹介
松川村は長野県の北西部に位置し、南は安曇野市、北は大町市、東は池田町に面しています。
北西部には北アルプス連峰の雄大な山々があり、このアルプスを源流として高瀬川、乳川、芦間川、中房川といった一級河川が流れ、田園風景が美しい自然豊かな村です。
また西に信濃富士と称される「有明山」がいつも村を見守ってくれています。
人口は1万人足らずと小さな村ですが、安曇野ちひろ美術館や温泉施設「すずむし荘」には毎年多くの観光客が訪れ、にぎわいを見せています。また平成22年度には男性長寿日本一になるなど、人柄がとても穏やかで住みやすい村です。
北アルプス山麓・松川村は標高が600m以上と高く、昼夜の寒暖差が大きいです。(全国で標高が500m以上の農地はわずか5%です)
また3000m級の北アルプスの山々から冷涼な空氣とミネラルたっぷりの冷たい雪解け水が美味しい
お米を育ててくれるように思います。
●伝えていきたいこと・信念
「人」に「良」と書いて「食」。
食は「身体」だけでなく「心」も作ります。食を正せば、とても心が豊かになっていくように思います。お米はなんといっても縄文時代後期から現在に至るまで、私たち日本人の身体を支え、守ってきてくれたのですから。日本人の食はお米抜きには語れないと思います。そんな大切でありがたいお米ですが、消費量は年々減り、お米の素晴らしさ、大切さは忘れかけられてきているように思います。
お米はお天道様が私たち人間にくださったとても素晴らしい贈り物です。それだけに環境に優しく、
人に優しいお米作りをしていきたいと思っています。
●お米さんに対する思い
これまでは無農薬・無肥料・在来種・自家採種・天日干しにこだわってお米作りをしてきました。それが一番、安心、安全で美味しく、エネルギーに満ち溢れたお米になると思ったからです。
もちろんそれは私達の中で、いまでもとても大切に思っている事です。そしてこれからもそのスタイルでやっていきたいと思っています。
しかし、それらに加え、お米作りの中で、「愛情をかける」という事がとても大切で大事なような氣がします。
田植え後、よっぽどのことがない限り、脱穀するまで毎日田んぼに行ってお稲さんとお話しをします。もちろんお稲さんはなんの返事もしませんが、私達は、お稲さんは聞いている、聞こえていると思っています。話しかければお稲さんたちはきっと喜んでくれていると思うのです。
以前、無農薬、無肥料の自然栽培のお米ならどれでも同じ様に思っていましたが、今はその様には思いません。やはり技術以上に作り手の「思い」、「熱意」、「愛情」がとても大切だと思う様になりました。そういう「思い」「熱意」「愛情」が、お稲さんに届き、その結果、お米さんに「氣」が、「エネルギー」が入る様に思うのです。
「氣」・「エネルギー」の入ったお米は、私達の身体を「元氣に」「強く」していってくれるように思います。
毎日田んぼに行って様子を見ていると、お稲さんは次第に強く、たくましく、綺麗になっていくように感じます。自画自賛するわけではないですが、我が家のお稲さんたちは本当に素敵です。
そして心から「ありがとう」と言いたくなるのです。
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