徳島県徳島市
細川真司 | いただきます農園
れんこん カレースパイス
【人も野菜もすくすく育ついただきます農園です。】
いただきます農園は、四国、徳島のれんこん農家です。ハウスれんこん、露地の蓮根、一部の田んぼで農薬不使用の蓮根など、年間約10ヶ月ほど蓮根の出荷販売を行なっています。また自然農野菜やスパイスを使った保存食、加工品作りや農家体験、イベント出店など行なっています。
2010年ヒマラヤ山脈の中腹にあるネパールのカグベニという森林限界の村で、生い茂るリンゴの木を見た時に、自然と人の共同作業の美しさを知り、地元徳島で自然農を始めました。
そして2011年の東日本大震災と第一子誕生をきっかけに家業のれんこん作りにも腰を据えて始め、同時進行で行っています。
この土地に奉仕することによっていただいたものを、大切な人に食べて喜んでもらうこと、みんなでおいしいを分かち合うことをモットーとして、おいしいれんこんとスパイスを届け、周囲を巻き込んだ楽しいイベントをどんどんやっていきたいと思っています。
【大暴れ川の恵み】
当農園のある徳島市川内町は日本で3番目に大きい川である吉野川の下流域にあり、温暖で日照が多く、吉野川から運ばれる豊かな水と素晴らしい砂に恵まれた土地です。
日本三大暴れ川の四国三郎と呼ばれた吉野川は1927(昭和2)年に治水工事が完成するまで、氾濫をくりかえしていました。そのため近年まで田畑の整備が行われていたこの辺りの土地は、大部分が吉野川からの堆積砂でできています。
吉野川は中央構造線という大断層の真上を流れており、断層に接する岩石を削りながら流れ続け砂に変え堆積させてきました。
この川砂のもとである岩石は、一億年程前に15~30kmもの深さで低温高圧によって作られ、中央構造線の活動によって押し上げられたもので
(※三波川変成帯の結晶片岩と呼ばれ砂の約77%を占めている)
小さい砂粒でも何層にも分かれていて、通気性、排水性、保水力、保肥力に優れた非常に素晴らしい砂!らしいです。
徳島のれんこんは粘土で手掘り!と言われますが、砂は粒が大きいためこの辺りのれんこん農家(約20軒ほど)だけは水堀りという方法で収穫できます。
ただ粒の大きい砂と水堀りという方法のため、表面に傷が付きやすく、ほかのれんこんに比べると見た目のきれいさがやや劣る部分もあります。
徳島では水堀りのれんこんは他には無く、他県の情報を得るのも簡単ではなかったので、近所の砂地れんこん農家さんや天才機械屋さんなど、地域の人たちで知恵と技術を磨き合いドラマチックで独特な栽培方法をしています。
【農と人を食で繋いでいく】
自分の畑だけではなく、地域全体が豊かで美しくなれる農業を目指し、農業に間接的に携わる人たちとも協力しながら、百姓仕事に励んでいます。
人と人とが力を合わせ、想像の遥か先まで辿り着けるよう、この農園を学びの場、生きていく場、そして美味しい物が食べられる場として農と人を食で繋げられるよう精進していきます。
特定商取引法に基づく表記
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