愛知県常滑市
山田秀樹 | 山田和蜂園
はちみつ
◆お客さまへのごあいさつ
山田和蜂園の山田秀樹と申します。愛知県常滑市在住です。6年前から日本ミツバチの養蜂を始め、お世話になった方や親しい方に
はちみつを食べていただいていました。「こんなはちみつ食べたことがない」と皆さんおっしゃっていただけます。それもそのはずで
日本で流通しているはちみつは約94%が外国産で、残りの6%のほとんども西洋ミツバチで生産されています。
日本ミツバチのはちみつはほとんど流通していないといっても過言ではないくらいの希少性があります。
西洋ミツバチは品種改良された家畜ですが、日本ミツバチは野生の昆虫です。そのため養蜂に関しては困難な部分がありますが、私の養蜂スタイルは害虫駆除の薬液どころか給餌も一切せず、日本ミツバチの生態に任せています。(スムシやタモでスズメバチの駆除はしています。)
はちみつは加糖や製糖あるいは加熱処理など手を加えることなく、細かいメッシュで2度濾しただけの100%純生はちみつです。
是非、ご賞味ください。
◆農家になった経緯
サラリーマン時代2010年に名古屋でCOP10という環境会議が開催され、会社も利益追求だけを目的にするのではなく、環境に優しい取り組みをいうことで
都市養蜂(西洋ミツバチ)に携わったのがきっかけとなりました。2013年から自宅近くの耕作放棄地が借りられたので、日本ミツバチの飼育を始めました。
いざ養蜂を始めてみると日本ミツバチの独自の進化、勤勉さ、コミュニケーション能力など驚きの連続です。昨年、900坪以上の養蜂場が借りれたことを
きっかけに日本ミツバチ専業の養蜂業を立ち上げました。
◆生産物・地域の紹介
生鮮食品でありながら賞味期限が超長い。そんな食品ありえますか?。そう!はちみつなんです。抗菌・抗酸化によって腐敗することはありません。
ただ、糖度が低いと発酵してしまうことがあります。糖度78%がそのボーダーラインと言われています。甘いフルーツでも20%くらい
いかにはちみつが甘いかわかります。砂糖よりも甘く、カロリーは低い。江戸時代には喉の痛み・や火傷の治療薬としても使われていました。
日本ミツバチは通常重箱という巣箱で飼育されます。採蜜する際に巣ごと切り出すため、蜂にとっては巣作りから始めなければならないため
負担を強いていました。重箱では通常春と秋の2回採蜜します。西洋ミツバチのはちみつとは違い、たくさんの花から蜜を集め時間的にも熟成され
濃厚な粘度がたかいはちみつ採れます。
2015年オーストラリアでフローハイブ という樹脂製の巣房が西洋ミツバチ用に開発されました。
2018年から日本ミツバチに転用できないかという実証実験が始まり、今年2年目にして順調にフローハイブ に蜜がたまり
採蜜ができました。巣を壊すことなく、遠心分離機も使わず粘度が低い、甘みも残らないはちみつを採ることができました。
同じミツバチが作ったとは思えないほど、違うはちみつです。
養蜂場のある常滑市は六古窯の中でも一番古いと言われ1000年以上の歴史があります。朱泥の急須や招き猫が特に有名です。
アカシアの群生地やシマトネリコなどの蜜源植物も豊富で山里や自然が多く養蜂環境に優れています。
◆伝えていきたいこと・信念
アインシュタインはミツバチが滅びると人類も滅びると提唱しました。
ミツバチがいなくなると植物が激減し、植物が激減すると、草食動物が激減し、草食動物が激減すれば肉食動物がやがて人類が滅亡するという理論です。
真偽のほどはさておき、ミツバチが地域の農業に貢献していることは間違いありません。
経済効果としてははちみつの生産の10倍以上とも言われています。
植物は美しく咲き蜜を出すことによって放花してもらい受粉をするという関係を古代から
続けてきました。これが本当の意味での戦略的互恵関係だと思います。
特定商取引法に基づく表記
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