埼玉県川口市
高橋敦 | 見沼ひるま農園
クワイ、ヤツガシラ、里芋、菊芋
◆お客さまへのごあいさつ
見沼ひるま農園の高橋です。埼玉県出身・在住です。さいたま市見沼区にある妻の実家で農業を営んでおります。埼玉の特産品「くわい」や里芋、八つ頭、菊芋といった野菜を生産しており、特に、作付面積が減っている「くわい栽培の文化」を守り続けることが、当農園の使命と考えています。
◆農家になった経緯
20年弱、旅行会社に努め、年の四分の一を海外で過ごしていた私。妻と出会った時、実家が農家とは知らなかったのですが、家を訪ねてびっくり。マンション暮らしの経験しかなかった私にとって、未知の世界が広がっていました。元々、いずれは起業したい、と考えていたのですが、農家で生計を立てる難しさを考えると、農家を継ぐという結論はそう簡単には出せませんでした。ですが、義母が一生懸命に働く姿や、豊かな田園風景を見ているうちに、農家になる決意を固め、現在に至っています。
◆生産物・地域の紹介
さいたま市の「見沼田んぼ」と呼ばれる田園風景が残る地区のすぐ隣に農地はあります。さいたま市東部は昔からくわいの産地で、当農園でも40年以上クワイの栽培を行っています。お節料理に使われるクワイは、11月下旬に田んぼに入って一気に堀り上げ、12月の中下旬に出荷。寒い時期に水を使い、掘り上げ以外はほとんど手作業となる為、かなりの重労働です。お節料理の「名わき役」として頑張って欲しい、と祈りつつ今年もクワイを栽培しています。
◆伝えていきたいこと・信念
住宅地のイメージが強いさいたま市でも、専業農家は存在しています。しかし、後継者不足と高齢化は進んでおり、休耕地が目につくこともまた事実で、クワイもかつてと比べると、生産農家は減ってしまいました。私が前職の旅行会社で、国内旅行ツアーを企画し、各地の文化に深く触れていた際、「くわいの栽培は、埼玉が誇る文化の一つではないか」、という想いを徐々に持つようになりました。今は、このクワイの栽培を、次の世代に残していきたい、と強く想っています。
◆今後の展望・夢
お客様の考えと生産者の考え。農業を始めてから違いを感じることも多くなりました。さいたま市は、農家のすぐ隣に多くのお客様がいらっしゃる環境。現在、JAの直売所や駅での直売に力を入れており、できるだけ多くのお客様とコミュニケーションを図ることを心がけています。お客様と農家の橋渡し的な役割を果たせる農園を目指しています。
◆その他アピールポイント
旅行会社を辞めるまでに、100カ国を訪ねましたが、コーカサス地方、メキシコ、アンデスの国々など、各地の「食文化」は深く印象に残っています。それは同時に、日本食や、日本の農作物の魅力も再確認した経験でもあったと感じます。農家の一員として、多くのお客様に作っている農作物の魅力をお伝えできるように頑張ります!
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