岡山県岡山市
古市 葵 | ふるいち農園
もち麦、米、小豆、全粒粉、薄力粉、黒米
◆岡山県認定エコファーマー
はじめまして、ふるいち農園の古市清です。岡山県認定エコファーマーです。
ふるいち農園は、父娘親子二人(娘:古市葵)で営む小さな農園です。私で4代目となり、先祖代々米麦農家です。これまで守られてきた土地や文化をこれからも維持、発展させ、次の世代へ繋いでいきたいと思っています。ふるいち農園では、環境やヒトにやさしい持続可能な農業を実践すべく、可能な限り農薬や化学肥料の使用を控えて栽培を行っています。作物の本来もつ力を最大限に引き出すことのできる栽培方法を日々試行錯誤しています。毎日の観察を欠かさず行い、田んぼの中に入ってより詳しい状況を知ることで過保護な栽培にならないよう気を付けています。
特別栽培ヒノヒカリ・にこまるをはじめ、減農薬栽培もち麦を主に生産・販売しています。
◆農家になった経緯
古市家は先祖代々の農家です。
私も小さい時から田んぼや用水路で遊びながら、両親がしている米や麦づくりを見て育ちました。
忙しいときは自分も手伝いをさせられました。作業中は必死で、きついことが多かったですが、休憩している時や作業が終わった後の達成感は何とも言えないものでした。
社会人になって25年間、農業改良普及員として、農家の方と一緒になり水稲や麦・大豆の低コスト栽培や省力化や新品種導入などに取り組んできました。その中で、次第に自分で直接やってみたいという気持ちが強くなっていきました。
確かに天候に左右され、作柄や市況で収入が変動するリスクはあるものの、自分で計画を立てて自分のやりたいように作業できる自由さと収穫の喜びは何物にも代えがたいと思い、仕事を辞め、父の跡を継いで水田農業に挑戦することにしました。
◆生産物・地域の紹介
私たちの住む岡山市西大寺地区は、年間を通して降水量が少なく冬場も比較的温暖であることから、もち麦の栽培適地です。水はけのよい田んぼで栽培することで、湿害のでないよう気を付けています。
もち麦(キラリモチ)は栽培が難しいといわれていますが、栽培適地で無理のない栽培を行うことで、良質の麦を生産することができます。粒張りがよく、食感もよく完熟のもち麦を収穫することができ、良食味です。また、私たちは収穫したもち麦の自家精麦を行っています。もち麦の表面を約3割削り、より美味しく召し上がっていただける状態にします。その黄味がかった白色の粒は、炊飯しても茹でても、くすむことなくきれいな色合いです。
3時間の精麦で7kgほどしかできないため、一度に大量に加工できません。効率的ではないですが、少しでも良いものをお客様にお届けしたい思いで手間暇は惜しみません。袋詰めの際には、ひとつひとつ目視で異物の混入がないか最後のチェックを行います。
「ふるいち農園のもち麦はとてもきれいで、食感がいい」「このもち麦は毎日食べても飽きずに美味しく食べられる」といったお客様からの言葉が励みになっています。
◆伝えていきたいこと・信念
もち麦が注目されだしたのは、ここ数年のことです。「もち麦って最近よく聞くけど、どれがいいのかわからない」というお客様の声を聴くことが多いです。外国産のものが圧倒的に多く、非常に安価に購入することができますが、国産のより良質・良食味のもち麦をたくさんの方に召し上がって頂きたいと思っています。
小さな農園だからこそ、お客様おひとりお一人の声に耳を傾け、できる限り応えていきます。地域の皆様の応援、お客様の励ましのもと、よりよい生産物をお届けできるよう努力してまいります。「もち麦って何?」という疑問から、どこで作られているのか、だれがどんな思いで作っているのか、少しでも農業に関心をもっていただけたらうれしいです。
ご家族皆さんで、ふるいち農園のもち麦を召し上がって頂き、食卓の会話のタネになれたら光栄です。
◆有機栽培にも挑戦したい
現在は、減農薬栽培ですが、今後は有機栽培にも挑戦したいと思っています。麦の有機栽培は難易度が高いといわれますが、もち麦の有機栽培を実現させ、より多くのお客様に手に取っていただける商品づくりを目指しています。
自然環境との調和をはかり、今後も継続していける栽培方法を見出し安定した生産を行いたいと思っています。
また、お客様との繋がりを今以上に大切にし、細かなニーズにこたえらえるようにしていきたいです。
◆その他アピールポイント
地域の高齢化に伴い、田んぼを手放す方が増えています。それらの田んぼを請け負い、作物の栽培を続けていくことで土地の荒廃を防いでいます。一度荒れてしまった土地は簡単には元に戻りません。地域の土地を今後も守り、繋いでいけるよう頑張っていきます。
特定商取引法に基づく表記
古市 葵さんの投稿
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