岡山県倉敷市
山崎瑞基 | 漁師からの直行便 七福丸
ボイルタコ、生タコ
◆お客さまへのごあいさつ
岡山県倉敷市下津井で先祖代々漁師をしておます山﨑と申します。
今は3つ上の兄と兄弟船で毎日漁へ出ております。
島々に囲まれた穏やかな海瀬戸内海で獲れた特産品「下津井のタコ」を業者など一切通さず新鮮なうちにお届けできるので「漁師からの直行便」という名前を付けました^^
ちなみに「七福丸」は船名です。
◆漁師になった経緯
昔から祖父からは「漁師は収入に波がある」「危ない」と言われ漁師になることを反対されていました。
そのため父は漁師という職業を一切せず今も会社員をしております。
しかし、祖父が高齢と共に病気で体調を崩し、1人で漁に行くのが困難になり、兄が手伝うようになりました。
そして私も高校を卒業後、いったんは県外の企業に勤めましたが、祖父が危ないと聞かされ地元岡山に帰り、兄が祖父から受け継いだ漁法を
手取り足取り仕事を教えてくれ、最初は手が痛かったり船酔いがきつかったり、辛い思いもしましたがその中でもやりがいや喜びの方が大きく漁師をしようと思いました。
◆タコの特徴
島々に囲まれた瀬戸内海は潮の流れが速く、その流れに流されまいと踏ん張ろうとするため、足が太く短いタコというのが瀬戸内海のタコの特徴です。
筋肉質なタコなので食感はプリプリで、吸盤はコリコリです^^
よくお客さんから堅いの?と聞かれますが、当店のお客様の年齢層は20-80代で、一番多いのが60歳オーバーの世代です^^
このことから答えは分かるかと思います。
「スーパーのタコはゴムみたいで七福丸のタコを食べるともう食べられない」とよくお声をいただきます^^
◆タコの常識を覆します
私たちは様々な種類の魚を獲る漁師ではなく「タコ」専門の漁師です。
「タコ」しか獲りませんが、その分毎日毎日「タコ」を沢山見ております。
気温や水温、風向き、潮の流れによって、毎日獲れるタコは違います。
お客様から注文が入れば、沢山のタコの中から一番良い状態な物を選別し「神経〆」という方法で締めていきます。
この神経〆とは、タコの急所を一発で突き、瞬時に殺すというものです。
そうすることにより鮮度を保ったまま、一番早い方法で最短でご注文いただいた翌日の午前中にはお客様の元に届けれることになります。
一般的な締め方は氷締めというもので、氷の中で硬直させてジワジワ弱っていくという物で、タコも締るまで間、鮮度や味は低下してくるのです。
また、スーパーや市場出られているボイルタコは、ほぼ外国産で冷凍したものや、赤色を綺麗に出そうと着色料を使っているものになります。
そのため、繊維が崩れ柔らかいのは柔らかいですが、着色料が含まれていたり、ゴムのような食感です。
一度食べると今までのタコの常識を壊すと断言しますよ^^
私たちは、「第一生産者」ということにプライドを持ち、いかに新鮮ないい状態の物をお客様に届けられるかに信念を持って、毎日漁と出荷を行っております。
◆下津井に誇りを持ち、明石タコに負けないように
「タコ」といえば「明石」というのが定着している世の中です。
しかし、同じ瀬戸内海で獲れるタコは同じ「真蛸」です。
私たちの地元「下津井」は若いタコ漁師が少なく、私たち30代でも若手といわれるほどです。
そのため「昔ながらの流れで漁港や市場に卸すのが普通」という常識を壊してやろうと、私たちは水揚げの全てを全て自分で卸先を見つけ出荷しております。
また、商品も生タコ、ボイルタコだけではなく、新しい商品もどんどん作っていこうと考えております。
この活動が全国に「下津井」を露出していくいい方法かと私たちは考えております。
「下津井」に誇りを持ち「明石タコ」に負けないように、地元「下津井」も有名になっていけばいいなと思っております。
特定商取引法に基づく表記
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