岐阜県加茂郡白川町
伊藤和徳 | 和ごころ農園
黒米
和ごころ農園の伊藤和徳です。1978年愛知県生まれ。2010年より岐阜県加茂郡白川町へ農家になるため移住。標高450mほどの里山で有機農業をやっています。地に足をつけた暮らしを目指し、家族4人で奮闘中です。
このポケットマルシェを通じて、農産物とお金とのやりとりだけでない新たなつながりが生まれていけば、可能性がどんどん広がっていくと思います。どうぞ、よろしくお願い致します!
【生きる力をつけたい!!】
私の中で2つの大きな「思い」がありました。
小学6年生くらいから環境問題に興味があり、環境系の仕事に携わりたいと思っていたこと。そして、大学生の時に母がガンで亡くなったことにより、健康的に生きていくことには食生活が重要であることを痛感したこと、です。
サラリーマン時代に、もし会社人でなくなったら何ができるのか?生きていく力はあるのか?という疑問と不安が湧き上がってきました。それに加え、小さいからの夢であった「自然の中で五感を使って仕事をしたい!」という思いが強くなり、実際に若い方が農家をやっている姿を見て、カッコ良い!!と感じ、農業という仕事に憧れる持ち始めたことで大きく動き出します。
社会人になる前に抱いていた思いと社会人を経験した中での疑問や不安を解消したいという思いが、うまく重なり、5年勤めた会社を辞め、有機農家に転身することになりました。
就農して最初の3年は有機栽培でしたが、長男のアトピーによる入院をきっかけに、2013年から肥料を一切投入しない無肥料自然栽培という方法に切り替えました。原木椎茸は、ヒノキ木立の森の中でゆっくりじっくり育てています。
植物たちが持つ力、土の力、自然(太陽や水)の力で育った、無肥料のお米と野菜は、えぐみが少なく、滋味深い味になります!
【ミッション】
「五感を震わす感動を提供すること」
これが、和ごころ農園のミッションです。
身体が喜び、細胞レベルから感動してもらえる野菜作りを目指すこと。
また、農産物の栽培と並行して行なっている食育農体験「EDIBLE KUROKAWA YARD」など、体験を通して、五感を刺激し感動してもらえるプログラムを提供すること。
2つの「感動」を提供することが、目標です。
「山の整備も土づくり!」
中山間地の課題として、放置されている森の整備があります。森の役割は、木材をお金にすることだけでなく、国土を守ること、水を保ち、川の源となること、野生動物の住処になること、様々あります。森と田んぼや畑の関係は切っても切り離せないことが、里山では強く実感できます。
これからは、田んぼや畑だけに目を向けるのでなく、森へも目が向くような、取り組みを進めていきたいと思っています。巡り巡って、田んぼが豊かになり、より美味しいお米に育っていく環境を子供たちに残すことが夢であり、責任でもあると感じています。
「命を大切にする農業」
命を大切にする農業を目指していて、農薬は使わず、肥料もできるだけ使わない方法で栽培しています。目に見えない土中の微生物も大切にし、流れていく水を汚さないようにしています。
農家になったことで、植物も生きていて、種も命であることを強く実感するようになりました。ご飯を食べることは命を頂くことであることを伝えるためにも、種も大切にしています。できるだけ自家採種し、次世代へつなげていくようにし、自家採種していないものは、固定種の種で育てています。
「風景を残す」
中山間地の農業は大規模化には向きませんが、小規模だからできることを大切にしています。手間はかかるのですが、昔ながらの風景を守る作業も続けていくようにしています。田植えでは、みんなで一列に並んで手で植えたり、稲刈りでは、はさ掛けして天日乾燥することで、初夏と秋の風景を守ることにつなげています。お金に換算できないことですが、「有機農業」の見えない価値を伝えていきたいと考えています!
【岐阜県の小さな農園です。】
岐阜県加茂郡白川町は、木曽川水系の水源にあたる河川が流れており、その河川沿いに集落がある中山間地です。農業をやるのに恵まれた地形、地域ではありませんが、澄み渡った水、清々しい空気、1日の寒暖の差など、美味しいお米、お野菜を作る環境が整っています。
「岐阜にイジュー」という移住促進ドラマのロケ地にもなった場所です!
和ごころ農園では、お米、大豆、露地野菜(年間50品目ほど)、原木椎茸を育てています。田んぼが7反、畑が7反ほどと小さな農園です。
特定商取引法に基づく表記
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