高知県安芸郡東洋町
水谷 要 | トクヒ)ウォーターズリバイタルプロジェクト
アユ 日本酒
私たちは皆さまに、徳島県・高知県の県境、南四国アイランドを流れる清流「野根川」のアユと、酔鯨酒造とのコラボによる、その伏流水と流域米で造った純米酒「香魚」をご提供いたします。
瞬間冷凍技術を活用し、オールシーズンいつでも最盛期の天然遡上アユと、杜氏さんが野根川アユとのマリアージュについて日々研鑽を重ね開発してくれた、純米酒「香魚」とともにご賞味いただく企画です。
さて、私たちは、特定非営利活動法人ウォーターズ・リバイタルプロジェクトです。
我々のミッションは、野根川を森川里海の繋がった理想の川にすること、そして千年以上の歴史の残る流域の活性化と生命地域主義を両立させることです。
すでに私たちは高知県東洋町との連携により、7カ所の堰堤工事を完了し、3―5月には海からキラキラと真黒な稚鮎の大群が上ってくるようになりました。
それまでの野根川はダムのない素晴らしい水質の川でしたが、アユの遡上数が激減していました。調べてみると野根川には4基の横断構造物あり、その多くは、アユなどの海と川を行き来する「通し回遊魚」にとって海から遡上するのにも、そして産卵期に川を下流に移動するのにも適していない状況でした。
そんな折、行政の職員の皆さまをご紹介いただき、野根川を保全して地域を活性化する事業を始めるとの決定をいただき「野根川プロジェクト」がスタートしました。
約20年前に野根川は「清流めぐり利き鮎会(全国大会)」でグランプリを受賞していますが、目指せ、二度目のグランプリ獲得です!
まずは、野根川の環境と生態の調査。そして横断構造物の改修設計図と土木事務所への申請。アユの調査は、アユ研究の第一人者である高橋勇夫先生が、東京からは魚類図鑑の総監修などで著名な魚類学者の井田斎先生、植物学者の伴先生、地質学では藤岡先生などが集まってくださいました。先生方の調査により、野根川は部分的な改善でかなり復元できるとの調査結果をいただき、そして数カ所の魚道改修により、天然アユの遡上できる環境が蘇ってきました。
そんな折に酔鯨酒造の大倉社長が野根川を視察し、その豊かさに感動し、野根川の追加の保全工事に協賛することと、野根川の水と流域の米で純米酒を造ることを約束してくださいました。純米酒「香魚」の誕生です。
農家の奈良崎さんも七反分の水田を提供してくれました。野根川のアユと、野根川流域の米とその伏流水で仕込んだ純米酒を味わう。これぞ日本の食文化であり日本の風雅です。
そして南四国アイランドと東京や大阪などの消費地を繋ぐために、鮮度を維持する試みが重要となり、生きた天然鮎を下処理後に芯温−30℃に瞬間冷凍し−60℃で保存する先端技術を採用し、より新鮮な状態で直送できるようになりました。
森里川海のつながりの確保、川が一本につながると、豊かな命が甦ります。
ぜひ、野根川の「アユ」と純米酒「香魚」をご賞味いただき、南四国アイランド、そして野根川流域にお越しください。守っていかなければ、大切な日本の川たち。
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