愛媛県八幡浜市

井上千代美

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干し柿

◆お客さまへのごあいさつ◆
丸京農園の井上千代美です。愛媛県出身。愛媛県在住です。農園名の由来は園主である母、京子に由来しています。母が私たちを育てながら切り盛りしてきた富士柿農園を守りたい、この地域のみで生産される富士柿を後世へ繋げたいとの思いで名づけました。

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◆富士柿農家になった経緯◆
子供の頃から富士柿農園で育ちました。母が作業しているときはコンテナの中で遊んでいましたが、物心付く頃は収獲時期になると手伝わされるのが嫌、送り迎えなどしてくれないから嫌だ、などと子供ながらわがままな思いで育ちました。大学進学で都会に出て、薬剤師となり、患者様の病気と健康への道しるべを示すうちに、食べるものはすべて土から育つ。健康は農業から始まるのだと思うようになり、27歳のとき、自分が病気を患ったことをきっかけに、富士柿農園で育った自分を改めて見直すようになりました。振り返ってみる故郷には、高齢化や後継者不足など、さまざまな問題があり、自分を育ててくれた富士柿の存続の危機に、何か自分にできることは無いだろうかと、その魅力と可能性を感じ2016年故郷に戻りました。

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◆生産地「愛媛県八幡浜市」の紹介◆
愛媛県八幡浜市は、愛媛県西端の佐田岬半島の付け根に位置し、豊後水道(宇和海)を挟んで九州に対した温暖な気候と段々畑の地形を生かした柑橘栽培が盛んな柑橘王国として知られています。その中でも八幡浜市の「国木(くにぎ)・牛名(うじな)」地区は、全国で唯一「富士柿」を生産している地域です。
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◆伝えていきたいこと・信念◆
富士柿は柑橘と違い、果皮が薄く傷つきやすい果実です。色づいたものから柔らかくなるため色づきを見ながら園地を何度も周り収穫していきますが、その収穫時期は約1か月間と短いため、人出を増やして一斉に収穫していかねばなりません。富士柿は収穫時は渋いためアルコールで脱渋しないと食べれず、脱渋加工にはコストと手間がかかり、さらに脱渋すると軟化も早くなるため丁寧に扱いながら早く出荷しなくてはなりません。そんな手間のかかる富士柿の地域は、高齢化や後継者不足、収穫時の人出不足から、年々木を切って柑橘に植え替える農家が後を絶たないのが現状です。

若い後継者が育たないことでの販促力の低下と、皮をむかなければ食べられない果物は年々消費量が落ちている近代事情が相重なり、結果思うような収入にならず木を切って収穫量を減らす「負の連鎖」をが起きています。
どうにかして負の連鎖を止められないのか、私に何かできることはないか、もっと多くの方に富士柿を知ってもらい食べてもらい、私を育ててくれたこの富士柿の地域を守り富士柿農家として今やれることはないか。そう模索し、富士柿の地域では皆無だった加工品の製造、販売、プロデュース(販促)部門を立ち上げ、生産から出荷まで行う会社を設立しました。

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◆今後の展望・夢◆
富士柿を知ってもらうため、食べてもらうためにはまず多くの方にこの魅力を知ってもらうこと。
土づくりマスターと薬剤師の資格を生かし、土と健康のつながりに気づいてもらうために、食の大切さ、こわさ、そして救いの術を伝えていける医農食のプロになりたいと思っています。その中で、日本人のカラダに合った果物である柿の魅力を伝え、富士柿の産地を盛り上げ、作り続けたいと思えるような農業に変えていきたいと思っています。

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◆その他アピールポイント◆
平成31年3月16日地域で初の富士柿の干し柿「ドライ媛富士」とカットフルーツ「セミドライ富士柿」を、食と産業の神様、伊勢神宮外宮様に、奉納いたしました。愛媛県では4社目、農産品の奉納としては初の奉納品となります。
自然の恵みへの感謝と“ものづくり”への思いを込めて奉納させていただきました。

丸京農園がプロデュースする「tsuchikara」は土に育まれた自然の贈りものを、極力添加物を使用しないで加工し、私たちの体に優しく、美味しく、そして滋養あるものとしていただく。そんな本来の食のあり方を体現させたスイーツブランドです。我慢せずにスイーツに手を伸ばせる、罪悪感のないカラダへのご褒美。シュクレア(セミドライ富士柿)はtsuchikaraブランドの商品の一つです。
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