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稲葉秀一

栃木県河内郡上三川町

稲葉秀一 | bioinaba

イチゴ、米、菜種油

【こんにちは】  bioinaba(ビオイナバ)の稲葉秀一です。  屋号bioinabaは、有機先進国のフランス語で有機を意味するbioと苗字を組み合わせたものです。農薬を極力使わず化学肥料を一切使わずに生産すること、環境などに配慮して生産していることをふまえて名付けました。 【有機JAS認証農産物を生産しています】  私の家は代々農業を営んでおり、長男ということもあり、小さいころから手伝いは必須でした。ちなみに私で何代目になるかは不明です(^^)。ある時農作物の収穫ではなく農薬散布の手伝いをしたところ、誤って吸ってしまい大変な思いをしました。作るのは大変だということ以上に、このような化学薬品がまかれた農作物を人間は食べているのかということに衝撃を受けました。そして、我が子には農薬を極力使わないで育てた農作物を食べさせようと考えました。  無農薬栽培の取り組みは親や近所の農家から理解がなかなか得られなかったですが、幸い近くに有機JASを推奨している全国的な農業団体があり、彼らと協力しながら栽培技術を磨き、普及活動も行ってきました。日本ではまだまだですが世界的には有機農産物が主流になりつつあります。そのような中でbioinabaは有機JAS認証を受け、認証を受けていない農作物もそれに準拠するような形で生産し、農薬や化学肥料を敬遠する方、アトピーをお持ちの方などにお米などを提供しています。また、近所の保育園や小学校にも無農薬のイチゴなど農作物を提供して、食育のお手伝いをしています。 【自分でもできることを農業を通じて行う】  有機JAS認証の農作物は、総じて風味がよく、口当たりがマイルドだと購入者はおっしゃいます。ただ、おいしいだけでは終わらないのが有機JASです。国連がかがげるSDGs(持続可能な開発目標)の中に、海や陸の豊かさを守ろうという項目があります。農薬を使わないことで生物多様性を守り、化学肥料を使わないことで土壌汚染を防ぎ、有機資材をつかうことで資源を循環させることができます。地球温暖化がクローズアップされがちですが、食糧、貧困、紛争、ジェンダー問題など、わたしたちが生きている地球の問題を身近な問題として考え、身近なところから、解決にむけて少しずつ行動していきたいと思っています。
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