鹿児島県阿久根市
松﨑勝利 | 三笠えのき茸生産組合
えのき茸、ブラウンえのき茸、原木椎茸
農事組合法人三笠えのき茸生産組合の代表松﨑勝利です。
出身も在住も鹿児島県阿久根市脇本。
自称きのこ屋、趣味きのこ作りです。
【病気からの復活が家業を継ぐきっかけに】
私はえのき農家の長男ですが、両親から家業を継ぐように言われたことはありませんでしたし、自分自身もはっきり決めていませんでした。
しかし大学に進学し、生物の先生の「家がえのき茸農家なんだから、きのこの研究をすれば?」という一言で、大学ではきのこの研究をすることになりました。勉強していくと改めて実家のえのき茸の品質がいいことに気づき、そこで少し実家で仕事をする価値があるのではと思うようになったのです。
さらに、大学在学中の19歳の時に私は白血病になってしまったのですが、闘病生活が終わり将来のことを考えるようになった時、『何か一つのことを極めたい』という気持ちが沸き上がりました。その時目の前にあったのが実家の仕事でした。
そして卒業後は実家に戻り、勉強を続け30歳の時に父から家業を引き継ぎ代表となりました。
代表となったのをきっかけに、原木椎茸の栽培も始めました。
【地域で循環するエコ農業を目指して】
私が目指す農業は地域で循環させる農業です。
できるだけ地元産の素材でえのき茸の培地を作り、収穫後の培地は近隣農家の牛舎の敷物に使われ、糞と混ざり発酵すると良質な堆肥となります。
その堆肥は田畑の力となり、また培地の素材へと繋がる。
地域でグルグル回すことにより、環境にやさしい農業へと繋げていきたいと考えています。
【自然との共存】
原木椎茸の種菌はクヌギの木を使用するのですが、クヌギは切られた株の横からすぐに新しい芽が出てきます。
スギは切り倒した後は植林しないと山が再生されないのですが、クヌギは10年もしたらまた椎茸栽培に使えるくらいの大きさまで木が育ちます。
手入れをされなくなった山に次々と太陽光パネルが設置されていますが、それらは使用できなくなればいずれゴミとなります。
ところが原木椎茸の山は仕事ができなくなってしまっても、ただ森に還るだけなんです。
これこそが自然との共存だと考えて原木椎茸栽培を続けています。
【私の使命】
しっかりと「食」を考える方にとっては当たり前のことかもしれませんが、できれば美味しく、少しでも体に優しいもの、生産者の顔や農作物の育った背景が見える商品を作っていくのが私の使命だと思っています。
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