島根県大田市
五島龍三 | 子三瓶農園
白ねぎ
◆はじめまして、子三瓶農園です
島根県大田市で夫婦二人で2017年から白ねぎの露地栽培をしています。
2013年に大阪府からIターンで三瓶町にやって来ました。2017年より高原気候を生かした露地栽培をしています。
三瓶山は、噴火口(室の内)を囲んで連なる六峰の総称です。一番高い峰から順に「男三瓶山」「女三瓶山」「子三瓶山」「孫三瓶山」「太平山」「日影山」と呼ばれています。我が家は、「子三瓶山」の麓にあり、いつも見守られていることから農園に名前を冠させて頂きました。
◆農家になった経緯
三瓶に来た当初は、自給自足を目標に作り、余ったものを売って…と考えてハウツー本を頼りに畑を作りはじめてました。やりはじめると分からないことがたくさんあり、これではいけないと農園塾で勉強させてもらうことに。分からないなりに作った野菜は、三瓶の力でとてもおいしいもので、今まで食べてきた野菜とは大違い。農園塾で出会った農家さんに刺激されて“自分の作った野菜をたくさんの人に食べてもらいたい”という思いが強くなりました。農協から“三瓶の黒ぼく土は白ねぎ栽培に最適”とのアドバイスがあり、2016年に栽培を開始。白ねぎは、三瓶の高原気候中、すくすくと元気に育ち、加熱すると甘味が強くトロリとした食感に!この白ネギに惚れ込み、栽培面積を増やしています。
◆標高450m、三瓶山の麓で
子三瓶農園は、島根県大田市の三瓶山の麓で標高450mにあります。土壌は、三瓶山が噴火した時に降り積もった“黒ぼく”という土が特徴的です。高原気候のため昼夜の寒暖差が激しく「雲海」という美しい自然現象が発生する地域でもあります。この“寒暖差”が美味しい農作物を育んでくれるのです。民家が少なく街の灯がないため、天の川がとてもくっきりと見えます。圧倒される星の数、満月の夜には昼間のような明るさです。
◆未熟者でも、三瓶山の力を借りて続けていきます
三瓶山に惹かれて大田市に移住を決めた時に「農業がしたい」とあらゆる関連機関に相談をしたけれど「土地なし、金なし、経験なしでは、農業はできません。」と相手にされませんでした。諦めきれず自分たちでできることからやればいいと手探りで始めた土いじり。農業としては、未熟過ぎて落ち込むことも度々ありますが、三瓶山に「おいで」と呼ばれた気がしてやってきた、この地。三瓶山が力を貸してくれていると感じる限り、続けて行きたいと考えています。
◆「農業で食べていける」モデルケースに
子三瓶農園のある“志学”は、人口減少により過疎化が進んでいます。私たち夫婦が頑張ることで「農業で食べていける」モデルケースとなるのではと、頑張っています。自分達にできることは小さいけれど、町おこしにつながっていくことを願って毎日畑に出ています。
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