堀口泰久 | 鹿児島堀口製茶有限会社

“わたしたちのお茶について” 「自然環境に良いものは人間にとっても良いものである」 私たちは、鹿児島の自然豊かな大隅の大地、志布志市有明町でお茶づくりを70年余り続けております。茶畑の総面積は、自分たちの茶畑や系列茶園農家さんを合わせて約270ヘクタールです。 “ストーリー” 今から20年ほど前、現代表である堀口泰久は、茶畑で化学農薬を使わないお茶の栽培方法を見つけるため試行錯誤する毎日でした。そんな時、台風が過ぎ去った後に茶畑の様子を見に行った早朝、茶畑の害虫が雨と強風で飛ばされていなくなっていることに気が付きました。これをヒントに、水と風を使った機械の開発を始めます。その時から、寝食を忘れるほど日々考えをめぐらせました。投げ出したくなり、諦めようと思った時もありましたが、お客様の喜ぶ笑顔を想像し、その笑顔が励ましてくれました。それから約10年後、様々なことに挑戦し、失敗を繰り返しながらようやくその光が見えました。 独自の害虫対策として、高い水圧の水と強風を起こす「ハリケーンキング」という機械を自社開発しました。この機械は、私たちの茶園の自然の生態系を尊重し、害虫を吹き飛ばします。2016年には、「スチームバスターSL」を開発、この機械は、270℃～300℃ほどの高温水蒸気を発生させ、雑草の成長を防ぎます。蒸気をあてた雑草は、茹でた葉野菜のようにしおれ、翌日には枯れてしまいます。現在でも茶園の隙間などは手作業での除草が続いていますが、この機械を導入したことで、除草作業は大幅に削減されました。このような環境の中で安心・安全なお茶づくりが可能となり、今日の私たちの茶園を守ってくれています。 安心・安全なお茶は、前茶工場、てん茶工場、仕上包装工場にて国際食品安全基準FSSC22000を取得。その他、AIAGAP、Rainforest Alliance、有機JAS認証取得しています。