どんなに美味しくても生き残れない
~消えていく品種とは🍎🍏~
いつもありがとうございます
園主の菅野千秋です🙇
2025年産は6~7月が異常な旱魃、9月の多雨と農産物にとって過酷な栽培環境
果樹にとっては最も多くの養分を必要とする時期に吸えず、必要ない生育後半に吸う状態
「品種に勝る技術無し」と言う教えがある
どんなに栽培技術があったとしても、品種の特性は変えられない
就農して28年美味しくても消えていった品種達
スターキング🍎千秋🍎北斗🍎・・・そしてジャンボ王林🍏
私の一番大好きな”おいらせ🍎”も産地の青森では撤退が相次いでいる😢
写真はジャンボ王林🍏とおいらせ🍎
果皮が弱いジャンボ王林は多雨により輪紋病や炭疽病に弱く(左上)、収穫後半の雨は急激な栄養過剰となり生理障害(ビターピット)が収穫直前まで発生する(右上)
おいらせ🍎は芯カビ病による収穫直前落果と軟化個体が多かった(右下)
本年、ジャンボ王林の予約受付をしなかったのは上記の可能性があるためでした。
製品率の良いシナノゴールドの作況を100とした場合、上記の消えていく品種は年によって45~60ぐらいである。生産費(資材・労務費)は変わらない。
そのうえ美味しい品種は真っ先に鳥獣害にあいやすく、熊、ハクビシン、イノシシ、ヒヨドリが群がるものです(左下 イノシシ)
そんな背景で栽培されたジャンボ王林🍏
やっと出品することが出来ました
例年より数量は少ないですが、召しあがって頂けたら幸いです。
なお、上記のような規格外品はトリミングの上、今年度から”一般社団法人いわてこどもホスピス”の活動へ寄付させていただいております。(アップルジュース スタンド)
*こどもホスピス
難病や小児がんの子供達とその家族のニーズに応え滞在することのできる施設
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