鳥取県鳥取市
多田伸治 | いのちの土の農園
野菜セット 40品目ほどの野菜
◆いのちの土の農園の多田です
大阪府出身。鳥取市佐治町在住です。農園の屋号は「いのちの土の農園」と言います。人の命を豊かに健やかにするにはまず足元にある土の命を豊かにすることが大切と思い名づけました。
無肥料・無農薬・無除草剤で40種ほどの野菜とお米と大豆を作っています。
◆農家になった経緯
自分が一体何をすべきか長い間探していました。インターネットで農業という選択肢があることに気づきました。実際に農業体験に行ってみると仕事はきついが作物を作る喜びにあふれていました。そして自然栽培農家になりたくて14年務めた大阪の工具メーカーを退職し、移住してきました。はじめて農地を案内されたとき、そこは10年間放棄された果樹園跡で灌木と草でジャングルのようになっていました。しかし土を手に取ってみると山土のいい香りがするし、自然豊かな素晴らしいロケーションに、自分には運命の出会いのように感じました。その土地を開墾・整備して落ち葉やもみ殻を漉き込み作物を育て始めました。
◆農園のロケーション
清流の流れる自然豊かな山間の里の標高450mのお山の上にあります。10年以上放棄された果樹園あとで、東側は扇山、氷ノ山、西側には三国山、三原山を望むことができます。
畑はコナラやクヌギ、アカマツにカシワなどの木々に囲まれておりたいへん自然の豊かなところです。
朝夕は気温がぐっと下がり寒暖差があり、霧がよく発生するのでやわらかくておいしい野菜が育ちます。しかし冬の間は雪に閉ざされ、出荷期間は半年間しかありません。
◆栽培ポリシー
自然の循環からはみ出さない栽培方法で体も心も健全になる作物をつくる!
現代の農業は、種の段階では雄性不稔や遺伝子組み換え、栽培の段階では肥料・農薬の多投による環境汚染、出来上がった作物の段階では残留肥料(硝酸態窒素)・残留農薬の心配があります。少量だから大丈夫といいますが、現代は食品添加物、排ガス、PM2.5、ストレス・・・様々な因子を体に取り込んで生活しています。これらと組み合わさってどのような危険性がでるのかはっきりしていません。
私の自然栽培では主に固定種の種を使い、落ち葉やもみ殻、廃菌床など自然の中にある有機物を用い土壌の微生物を豊かにすることで健康な作物を作る取り組みをしています。肥料・農薬・除草剤は一切使用しません。また、なるべく自家採種を行いその土地にあった作物の育成に取り組んでいきます。
◆未来に向けて
佐治町もほかの過疎地と同じく高齢化と人口減が進んでいます。山間部でまとまった農地が少なく冬は雪で出荷できない、農業には不利な土地です。新規で専業農家になろうとする人はほぼいません。私の夢はその中で多くの面積を耕作し、自然栽培で就農したい移住者の受け皿になって佐治谷がまた盛り上がる土台作りができればいいなと思っています。そして健全に育てた健康な作物で体と心が元気になって、自然環境が守られ、世の中が少しでもよくなるようにという思いでいっぱいです!
特定商取引法に基づく表記
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