神奈川県三浦市
山崎孝史 | ヤマザキ ファーム
メロン
3つの海に囲まれた、潮風そよぐ神奈川県三浦半島で農家をしています。年間を通じて温暖な気候と豊かな土壌を活かし、父親の代より30年以上にわたりメロンを育てています。
◆農家になった経緯
代々、実家が農業を営んでおり、農業は身近な存在でした。幼い頃から海や森が遊び場で、自然の中で過ごす時間がお気に入りでした。農作業の手伝いをするうちに、季節のうつろいを肌で感じながら、野菜を育てる農業は、自分にぴったりの仕事だと実感し、農家になることを決意しました。
◆土づくりを大事にしています
やるからには基礎から学びたいと考え、大学の農学部へ進みました。農業について知識を得ていく中で、土について学ぶ'土壌学'に出会い、土づくりの大切さ、面白さにすっかり夢中になりました。しっかりと根を伸ばせる土づくりが、野菜がもつ本来の美味しさを引き出す、第一歩であることに気づかされました。その後、土好きが高じて土壌医検定2級を取得しました。現在はメロン職人の父、母と妻と共に、食べてくれる皆さまに、笑顔になっていただけるような、メロンづくりを目指しています。
◆メロンの甘み、旨みを最大限に引き出す、栽培のこだわり
○メロンの品質にこだわる露地栽培
メロンというと温室やビニールハウスの中での栽培をイメージされる方が多いかと思います。ヤマザキファームでは露地の畑にパイプとビニールでトンネルを作り、その中で地面を這わせるようにメロンを育てる'地這い栽培'という方法で栽培しています。はじめて畑を見た方からは、ここでメロンが出来るのか!と驚かれることもしばしばです。太陽の光をたくさん浴びられるよう、メロンを植える株間を広くし、生育に合わせたつるの管理を行うことで、たっぷりと糖分を蓄えた、果実の大きなメロンに生長していきます。
○厳選された有機肥料と土づくり
メロンにあたえる肥料には、コンブなど様々な素材を発酵させて作られたボカシ肥料、カツオなどの魚粉、漢方粕から作られた堆肥など、有機肥料を多く使用しています。これらの有機肥料はアミノ酸やミネラルを豊富に含んでおり、メロンの生育に合わせて、ゆっくりと肥料が効いていくため、糖度や旨みの向上に貢献しています。また、有機肥料を畑に施すことで、肥料に含まれる成分をエサとして、土の中の微生物の活動が活発になります。この微生物たちの力を借りながら土を耕し、ふかふかでやわらかな土づくりを目指しています。
○いよいよ収穫!樹の上で完熟をむかえたメロン
同じ日にちに花が咲き、着果した果実でも、その着果位置や樹の状態によって、果実の成熟にも差が見られます。そのため収穫をむかえた畑のメロンを毎日一つ一つ確認し、完熟したメロンから収穫していきます。時間はかかりますが、長年の経験とこまめな観察で収穫のタイミングを見極めています。市場を通さない、農家直送だからこそ出来るこだわりです。
たくさんのこだわりが詰まったヤマザキファームのメロンをぜひご賞味下さい!
特定商取引法に基づく表記
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