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笠中 勤

和歌山県西牟婁郡白浜町

笠中 勤 | 円次郎ときく

-新茶 緑茶 ・ 新茶 ほうじ茶 ・ みかん ・ など

-和歌山県白浜町の山奥深く、自然豊かな日置川上流に畑はあります。霧が深く昼夜の気温差が大きい気候は茶葉を育てるのに適した環境で、古くからこの地域の茶葉は高い評価を得ています。 ここでは戦後もしばらくは電気もガスもない、ほぼ自給自足の暮らしが営まれていました。 購入していたのは塩と醤油くらいだったと。1955年日置川上流でダム工事が始まり道路が作られ、店主の祖父母である「円次郎ときく」が お茶と八朔 の生産を始めます。 お茶づくりは時代が進むにつれ、収穫は手摘みから機械摘みに。収穫した茶葉は地域の茶工場で処理され京都や静岡に出荷されています。 「円次郎ときく」の茶畑では工場出荷用の畑と手摘み用の畑を分けていて、手摘み用の畑では無農薬、手摘み、手揉み・・・と手づくり製法で作り続けています。 機械摘みでは新芽以外の葉も混じってしまうのですが、手摘みは混じり気のない新芽だけで作られます。工場で熱や風を使って行われる工程は、手揉みと太陽の陽射し、空気の流れなど自然の力を借りています。 安定した品質を目指す工場での生産と違い、その年の茶摘み時期の天候で茶葉の風味も変わっきます。今年はどんな感じかな?という感覚も面白いものです。 手づくりの茶葉は、とても優しい、ほっこりする飲みごごちだとご感想をいただいています。 「円次郎ときく」の茶葉はリーフタイプ、ハーブティーのようにゆっくり時間をかけて抽出する事で美味しく飲んでいただけます。茶葉が開いていく様子を眺める時間も、ゆったりしたティータイムの楽しみにしていただけたら嬉しいです。 【一番茶】とは、今年の春に初めて芽吹いてきた新芽だけを摘んで作ったお茶のこと。たくさんのエネルギーを持って成長してきた自然の恵を摘み、手で炒り、手で揉み 手づくりで仕上げました。 <円次郎ときくのお茶づくり> ・摘み作業 ・・ 今年最初に芽吹いた新芽を摘み ・加熱作業 ・・ 鉄釜で炒りしんなり柔らかく ・粗揉作業 ・・ 小さな揉み機に1分ほどかける ・揉み作業 ・・ ムシロの上で手揉み ・乾燥作業 ・・ ムシロの上で天日干し ・乾燥揉み ・・ 何度か繰り返します ・パリッと乾燥したら緑茶の完成 ・緑茶を鉄釜で炒り「ほうじ茶」の完成 春の茶葉収穫後は、来年に向けて茶の木の手入れが続きます。 翌年の収穫に向けて自然と共に農薬を使わず育てています。 「優しい味だね」そんなご感想をたくさんいただいています。 お家で過ごす、ほっこりゆったりした時間のお供になれますように。
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