私たち「雨風太陽」は、
環境への配慮、人への配慮、社会への配慮を大切にしている生産品を
”自然と人にやさしい「食」”と定義しています。
国や団体などに定義されているさまざまなカテゴリーや取り組みの中から、
私たちが”自然と人にやさしい「食」”としてご紹介したい項目を、お伝えします。
有機・オーガニックと表示ができるのは、有機JAS認定商品のみとなっています。
農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類に付けられています。
農林水産省に認可された「登録認証機関」によって検査され認証を受けたもののみが「オーガニック」「有機農産物」または「有機加工食品」として表示できます。
農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本とする「有機栽培」に対して、「特別栽培」は、農薬・肥料などの化学物質を減らして栽培することを指します。
特別栽培農産物の表示には、生産物が栽培された地域で通常使用している量の50%以下の「農薬使用回数」「化学肥料の使用量」という基準が設けられています。
伝統野菜とは、その土地で古くから作られてきたもので、採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土にあった野菜として確立され、地域の食文化とも密接していたもののこと。(農林水産省)
伝統野菜の中には、栽培の非効率さ、難しさ、継承者不足などから存続の危機に直面している品種も多く存在します。
伝統野菜が注目される背景の一つは生物多様性の存続。現在、日本国内で流通している野菜のほとんどがFI種とよばれ品種改良をされた大量生産向きの種であり、海外で生産されています。20世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消失した※というデータもあり、生物多様性の危機となっています。
※米国において。「Promoting Biodiversity in Food Systems」Irana W. Hawkins 編集, 193ページ目に記述あり
「海のエコラベル」が付いた水産物は、水産資源や環境に配慮しているとして、第三者の審査機関による審査によって認証された持続可能な漁業で獲られたもの。MSCとACSの2つがあり、それぞれ漁業と水産養殖業を管轄しています。
「マリン・エコラベル・ジャパン」は、日本発の水産エコラベルです。水産資源の持続的利用、環境や生態系の保全に配慮した管理を積極的に行っている漁業・養殖の生産者と、そのような生産者からの水産物を加工・流通している事業者を認証しています。
MSC
海のエコラベル
マーク
マリン・エコラベル・
ジャパンマーク
未利用魚になる魚には、さまざまな事情が存在します。
例えば…
●出荷に十分な量を確保できない魚
●捌きや加工に手間がかかる魚
●名前が知られた人気魚種ではなく、マイナーなため採算が合わない魚
●漁で網に引っ掛かり、傷がついてしまった魚
●鮮度が落ちやすい魚
規格外野菜とは、定められた規格(大きさ・形・色など)から外れている野菜のことを言います。味や品質は規格品に劣りません。
規格外野菜の一部は、加工品用として安く販売されるものもありますが、多くは畑にそのまま破棄されます。
規格外野菜として廃棄される量は、生産量の約30%というデータも存在します。※
※農林水産省(2022年発表) 収穫量と生産量の差および、はじめから収穫としてカウントされていない数量から試算
画像引用元:農林水産省
「みどりの食料システム戦略」とは、生産力の向上および、環境に配慮した持続可能な食料システムの構築に向け、農林水産省が2021年5月に策定した方針です。
調達、生産、加工、流通、消費のすべての段階でカーボンニュートラル等の環境負荷軽減のイノベーションを推進しています。
戦略の目標を達成するために「みどりの食料システム法」も制定されました。
農林水産省では、みどりの食料システム戦略を踏まえ、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地(オーガニックビレッジ)の創出に取り組む市町村の支援を行っています。
オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取り組みを進める自治体のことをさし、この取り組みを行う自治体は実施計画をとりまとめ、「オーガニックビレッジ宣言」を発表しています。