地球温暖化に伴う大雨の増加や、海水温の上昇など、日々深刻化する気候変動。
生産者はそれぞれの現場で、環境の変化に直面し、自然災害の被害を受けることも少なくありません。

これまでポケマルでは、台風被害や豪雨被害などの際に、
生産活動や生鮮品の出品が困難になった生産者を金銭面で支援可能な「応援商品」の販売や、
被災状況の情報発信、送料無料化などの支援を実施してきました。

今回、その支援のスピードを加速すべく、「ポケマル生産者支援プロジェクト」を開始します。
集まった生産者支援金は、有事の際に生産者支援のために活用されます。

一人ひとりのエールが、”生産者のつくる”を、支えます。

Structure
支援の仕組み

Voice
生産者の声

Voice01

有限会社 渡辺体験牧場
渡辺隆幸さん
(北海道川上郡弟子屈町)

コロナの影響で消費が低迷。
さらに世界情勢の変化で資材が高騰…
逆境に立ち向かえたのは応援の力

父から受け継いだ牧場で
牛たちの幸せについて考えるようになった。

40年前に父から受け継ぎ、酪農を始めました。当時は経済成長の波に乗り施設や機械を揃え、規模を拡大することができました。その中で行きついたのが放牧酪農。効率を考え育てることも大切でしたが、自由に美味しい草を食べたり、お腹がいっぱいになったらそのまま大地で寝たり、伸び伸びと育つ牛たちの幸せを考えるようになったのです。そういった牛たちの景観が雄大な北海道の景色と一致し、皆様に共感を得られるようになりました。牧場には、修学旅行や海外からきてくださる方も増え、刺激をいただき、牛の幸せに加えて牛乳の美味しさも追求するようになりました。
牛たちにとって、土が大切なんです。化学肥料・農薬は、平成元年から撒いていません。土地がしっかりしている、微生物がいる、そのおかげで餌となる草は分厚く甘くなり、牛たちにも良い影響を与えられています。

美味しい牛乳を届け続けるための、
苦渋の決断。購入者からの声が原動力に。

国の施策により、牛を増やし生産量を増加させましたが、コロナの影響で消費量が低迷。牛乳が余るようになってしまったんです。更に世界情勢の変化で餌や電気代、容器などが高騰。酪農家の8〜9割近くが赤字となり経営を圧迫していきました。
経費を削減できるところはないか、人件費や車両、普段意識しないところまで見直しました。例えば、普通だったら捨てて購入しているものは自分たちで修理しなおしたり。
みんなで話合いながら少しずつやってきたのですが、やはりカバーできない部分がありました。私たちも辛い選択でしたが、据え置きだった価格を今年の4月に値上げしました。

ポケマルでの送料無料キャンペーンが始まった時には、 みんなで抱き合って喜びました。

もともと生産コストがギリギリだったので、資材が高騰した今では、牛乳が売れても経営がきついのです。ポケマルでの送料無料キャンペーンが始まった時には、みんなで抱き合って喜びました。
牛乳というのは賞味期限が短い商品なんです。だから、リピートしてくださるユーザーさんには、何回かに分けて定期的に送ることができたんです。「飲み口はさっぱり、喉の奥でコクを感じた。これからも飲むのが楽しみ。息子も大好きでゴクゴク飲んでいます。」などユーザーさんから直接届くメッセージにいつも感動し、励まされています。送料無料キャンペーンの施策は素晴らしい。本当にありがたかった。

Voice02

自然環境の変化で海苔が不作に。
危機的状況に込めた想い。
ダイレクトに繋がれる関係に感謝。

2022年の海苔作りは、海の良し悪しがジェットコースターのように激しく、高品質で単価が高い時期に限って過去にないくらいの不作に…年々環境変化が読めなくなり、大変な状況でした。そんな生産現場の現状を少しでも知ってもらえたらと、自らSNSなどを通じて情報発信していたのですが、ポケマルでも有明海の海苔漁師の状況を取り上げて記事にしてもらい、多くの人に知ってもらえたのはありがたかった。いただいた励ましの言葉、反響は仕事においての一番の喜びになっています。生産者は食べ物を作るとともに、自然の最前線に立って日本の風土を守っていく一端を担っている存在でもあると思うのです。そのため、これからも積極的に生産現場の今を情報発信して、海苔の魅力を伝えていきたいと思っています。

株式会社アリアケスイサン
古賀哲也さん
(福岡県大川市)

Voice03

豪雨で収穫量が半減。
沢山のやさしさに救われた。
私も人の役に立ちたいと思った。

2022年8月の豪雨では、たくさんの東北地方の生産者さんが被害にあいました。青森県に住む私もハウスが水没。収穫が見込めなくなったのですが、ポケマルの応援施策で、販売できる生産物がなくても応援を募ることができる商品を出品することができました。当時は、みんな大変なのに身勝手なお願いをしていないか不安だったのですが、商品を通じて「青森で仕事をしていた時、青森の人達が優しかったんです!」と思いもよらない応援メッセージをいただきました。私の知らない方たちの優しさが、巡り巡ってきて、すごく不思議な気持ちになりました。損や得ではなく、まっすぐに応援したいと思ってくれる沢山のユーザーさんが味方になってくれて、本当に心強かったです。私も誰かを助けるために、農家として何ができるのかを見つめ直すきっかけにもなりました。

トマトのお姫様
舘山華江さん
(青森県弘前市)

Support
あなたにもできる支援の形

百花繚乱の出会いを。
豊かな明日へ、
つなぐために。

気候変動の影響を強く受ける生産現場では、生産者が深刻な環境の変化に直面しており、それはやがて私たちの食卓にも影響を及ぼします。
当社では、気候変動や自然災害・世界情勢の変化などが原因で生産活動に影響を受けた生産者と、応援したい消費者のマッチングを促進すべく、
2022年7月より生産者支援金を設立し、台風被害や豪雨被害が発生した際に生産者を金銭面で支援可能な「応援商品」の販売や、資材・飼料高騰の影響を受けた牛乳・乳製品の消費拡大のための商品送料無料化など、支援の取り組みを全国に広げてきました。

これからも当社は「生産者と消費者」「つくるとたべる」「都市と地方」の分断をつなぎ、かきまぜ、その境目をなくすことを目指していきます。

過去の実績はこちら

企業として支援

本プロジェクトに賛同いただける企業様を募集しています。
参画いただいた企業には、プロモーションや福利厚生に使えるメニューをご用意しております。当社の消費者や生産者に対する発信のほか、自社の広報活動にも活用いただけます。プランやメニュー詳細についてはお問い合わせからご連絡ください。

プロジェクト参加企業

なかほら牧場
Arc Holdings
INSPIRE
お問い合わせ

個人として支援

ポケマルで買って、支援。

ポケマルへ

ポケマルEPOSカードを作って、支援。

カード利用額の1%が生産者支援に。

ポケマルEPOSカード詳細

ポケマルでんきを申し込んで、支援。

契約すると毎月100円が生産者支援に。

ポケマルでんき詳細