こんにちは！まつさか農園です。 私達は和歌山県の有田地方で温州みかんの栽培をしているみかん農家です。 草生栽培という草をあえて生やしっぱなしにする栽培技術を使って優しくて香り高いみかんを作っています。 祖母の豊子お婆ちゃんが50年間ず～っと草のお守りをしてくれたお陰で土はとってもフカフカです。 これからは孫の進也が新しい技術を取り入れながら「まつさか農園らしいみかん」を作り続けていきたいと思っています。 〇うちみかんとよそいきみかん うちみかんはご家庭で食べるための【家庭用のみかん】です。 サイズはバラバラで大きなみかんも小さなみかんも入っていますし、見た目も悪いです。 まつさか農園で一番たくさん出荷される人気のみかんです。 よそいきみかんは大切な人への「贈答用のみかん】です。 サイズは均一で見た目も良く、味も一級品です。限られた畑の厳選された樹から収穫されたとびっきりのみかんです。 収穫量が少ないので出品できない事が多いです。 〇特選うちみかんの由良早生とは？ まつさか農園には「とっておきのみかん」が２つあります。 それは11月の完熟ゆら早生みかんと12月のミネラル栽培みかんです。 いま日本で最も美味しいといわれている品種「ゆら早生」、普通は10月に全て採り終わってしまうのですがそれをあえて11月まで樹上完熟させます。 みかんハンターのヒヨ鳥に狙われたり、虫にやられて腐ってしまったり、非常にリスキーなのですが、その分とっても美味しいです。 プリプリとした食感とトロけるような甘さ、極薄の内皮が特徴です。 〇草生栽培の良さって？ 草生栽培とは草をあえて枯らさずに出来るだけ生やして土壌を豊かにする技術です。 草を生やす事で畑の有機物の量が増えたり、微生物の量が増えます。微生物達は土に含まれている多くの栄養を分解してみかんが食べやすいようにしてくれます。まるでみかんにとってのコックさんのような存在なのです。 草生栽培で作られたみかんは香りが良く優しい味わいのみかんになります。