会津磐梯山の伏流水からなる磐梯町の水は名水百選に選ばれるほど澄んでいて、名水の里として知られています。 豊かな大地と美しい水ですくすくと育った、美容と健康にとても良いと言われている、えごまを栽培致しました。 現代農業では機械化が加速していますが、今回えごまの栽培と収穫は手作業にこだわって行いました。大型機械で一気に収穫する方法もありますが、機械での収穫中にえごまが傷つき酸化したり、機械の高熱で大切な栄養成分が破壊される場合があります。手作業での収穫ですと、機械での収穫と比べて手間と時間が何十倍もかかり、たくさんの面積で栽培するのも困難ですが、良質で美味しいえごまを栽培するには昔ながらの手作業が一番だと考えます。 酸化したり品質の悪い粒えごまは、臭いがかなりキツく、日持ちもせず、味も大幅に落ちます。えごまと言えば、えごま油が有名かと思いますが、品質の悪いものも良いものも、油にしてしまうと見た目ではなかなか違いが分かりません。 粒のまま出せるということが、品質が良いえごまの証だと考えております！ 農薬も使わず(栽培期間中農薬不使用)、安心して美味しく食べていただけるえごまを栽培致しました。 ■栽培 今回お出しする粒えごまは、えごまの種でもあります。 種まきは地元の小学生たちと一緒に食育の一貫として、授業の時間をいただいて栽培開始当初から毎年一緒に撒いてきました。 春に種を撒いてから芽が出て、1ヶ月以上ハウスで苗を育てます。それを畑に植えて、秋までお世話をします。 約50~80cmほどに育ったえごまの樹が枯れ始めると、樹の水分が飛んで種が落ちやすくなり、収穫できるようになります。 ■収穫 樹をすべて刈り取り、軽トラにブルーシートを張って、えごまの樹1本1本から丁寧に実を落とします。 その時に、葉やゴミも一緒に落ちてしまうため、大きなザルでゴミを取ります。 その後、細かい網目のふるいにかけると、細かいゴミとえごまが残ります。 次にとうみと言われる昔ながらの農具を使い、風を起こして細かいゴミを飛ばします。 この段階でほとんどえごまだけが残ります。 そしてそれを米研ぎのように、水が透明になるまで繰り返し何度も何度も洗ってえごまを綺麗にしていきます。 最後に脱水をして、えごまを乾かせば出来上がりです！ ■食べ方は？ えごまは約100℃を超えると大切な栄養成分が壊れてしまうと言われています。そのため、暖かい料理に混ぜる場合は出来上がったものに後からかけたり混ぜたりしていただく事をオススメ致します。 一度にたくさん食べればいいというものでもないので、 毎日スプーン1杯~2杯くらいを目安にお召し上がりください。 サラダに振り掛けたり、肉じゃがに混ぜたり、味噌汁にかけたり、ヨーグルトに混ぜたり、使い方はアレンジ次第で無限にあるかと思います！香ばしい風味と、プチプチした食感がお楽しみいただけるかと思います。 よく噛んで食べることもポイントです♪ ぜひ会津磐梯の恵みを存分に蓄えたえごまをご賞味ください！