最近では「エゴマ」とよく聞くようになりました。 ▼もっと読む▼ 新しい作物がでてきたもんだなぁと思っていたら、「ジュネ」ではありませんか！ 田子町では古くからエゴマのことを食べると10年長生きするということから「ジュネ」と呼んでいて、 ジュネ味噌をつけた「串持ち」や「南部煎餅」など、地域ではお馴染みの食べ物になっていのです。 この辺では、どこの家庭でも、おやつとして南部煎餅があると思います。 そのくらい食べられている、ジュネです。 えごま油の需要が高まり、地元の煎餅屋さんが、ジュネを仕入れにくくなっている。 という話を聞き、 これでは、昔からの地域の食文化が失わていくのでは！？ そう思い、ジュネ栽培をはじめました。 栽培スタートと同時に、「田子町ジュネ連絡協議会」が発足。 会長を勤めさせていただくことになり、ジュネ栽培について畑で学ぶ、「青空教室」を開催。 町の文化祭では、ジュネを知ってもらおうと、写真での紹介、ジュネ脱穀体験、種の配布。 岩手県軽米町の「エゴマの会」との交流。 二戸市雑穀生産者会との交流。 「食」を後世にも伝えていけるよう。 そして、地域での交流を盛んにしていこうと取り組んでいます。 初収穫となった、ジュネ。軽米町にて搾油していただき、「えごま油」ができました。 えごま油になるまでは、ジュネ栽培を指導してくださった先輩方、地域の皆さんのお陰です。 えごま油はα-リノレン酸やロズマリン酸を多く含み、生活習慣病の改善、アレルギー、美容などに良いとされています。 ・αリノレン酸は必須脂肪酸の1つで体内で作れないので外から取り入れる必要があるそうです。 ・ロズマリン酸は、その分解を抑制して中性脂肪が増えるのを防いでくれます。血糖値の上昇を抑える働きがあるようです。 血流改善、血栓予防効果、アレルギーを抑制する効果、老化を予防する効果、うつ症状を軽減する効果、コレステロールの低減、高血圧の予防、糖尿病の予防、動脈硬化の予防、不整脈の予防、脳卒中の予防、癌の予防、抗アレルギー作用などなど。 様々な効果があるとされています。 食べる際の注意はあまり火にかけない。 ・熱に弱いとされ、料理の仕上がりにかけて食べるように。 えごま油独特の風味があります。サラダにかけてもよし。パスタにかけても美味しいです。 #野菜の加工品