◆お客さまへのごあいさつ 株式会社つくらぼの須貝と申します。愛知県北名古屋市で植物工場を運営しております。 つくらぼの由来は「つくる＋ラボラトリー（研究・実験）」を掛け合わせた造語です。 植物工場として風変りな農業…世間であまり確立されていない事業を「成り立たせる」という想いから「つくらぼ」は誕生しました。 「つくらぼ」は自分たちの作ったモノが「直接お客様にお届けできる仕事がしたい」という想いから始めた事業です。 人間にとってなくてはならない「食」。 当たり前の様に毎日食べる食事を通じ、幸せを感じられる食材の提供を行いたいと考えております。 それが我々の喜びにも繋がります。 ◆農家になった経緯 人間の生活に欠かせない「衣・食・住」の「食」に主眼を置き、安心、安全な野菜の安定的な供給を目指したいと考え植物工場を始めました。 外部から完全遮断された室内で人工照明と空調設備にて、気候や天候に左右されることなく、徹底的な品質管理にて野菜を生産致します。 「つくらぼ」で生産された野菜を食べて頂き、皆様が美味しいと笑顔がこぼれ、幸せになることはもちろん、職場としてこの場で働くことで生きがいも感じて頂ければと思います。今後のビジョンとして、将来の食の文化を考え、農業のシステム化、事業採算性、社会貢献、地産地消などのモデル事業として、課題に取組んで参ります。 この植物工場産野菜を通じて、野菜の新しい価値を提供したいと強く願っております。 ◆生産物・地域の紹介 植物工場産野菜は葉物野菜（レタス）が代名詞ですが、弊社もやはり葉物野菜を育てております。 ただご挨拶させて頂いた通り、「幸せを感じられる食材」を追求しておりますので、普通の野菜はつくりません。 クリスピーレタスというシャキシャキ感の強い野菜を毎日300個程度収穫します。 このレタスは、食味だけでなく栄養価（ビタミン、ミネラルなど）は、勿論ですが、品質が最高位になります。 圧倒的なのは鮮度維持力です。抗酸化力が高く、異物混入や一般生菌数が極端に少ないので洗わなくても食べられる。しかも、３週間は日持ちします。 弊社が納品する飲食店様には、日持ち「保存」の観点、農薬不使用なので洗わなくても済む「手間」、可食部100％「満足」の評価で喜んで頂いております。 また愛知県を中心に販路を拡大しておりますが、お客様がつくって欲しいという声にも応えてきた背景があります。 今では日常的に15品種のベビーリーフやハーブを生産しております。 特に主力商品となっているのが「業務用レタスミックス」です。 この商品はプロユースで飲食店がサラダとして提供する野菜パッケージ500g袋になっていて５品目以上の葉物野菜を彩りよく混ぜ合わせてお届けします。 クリスピーレタス、ブーケレタス、デトロイト、アマランサス、ケール、ルッコラ、レッドスピナッチなどイタリアンやフランス料理などでも多用されています。 ◆伝えていきたいこと・信念 弊社の想いは「当たり前の様に毎日食べる食事を通じ、幸せを感じられる食材の提供」です。 それが我々の喜びにも繋がります。 この考え方に至った背景には、農業を取り巻く環境が厳しいからです。 近い将来、家族経営の農業（高齢化、農業人口減少）が破綻する日が来ると危機感を覚えたからです。 海外野菜に頼る日本になって欲しくない、いつまでも安心安全な野菜を食べていたいという単純な欲求が存在しております。 それは個人でも企業でも一緒です。 人が生活する上で食は重要ですが、家族の健康を考えた時に生食するサラダは特に安心安全品質が求められると考えております。 加熱調理しない農産物の品質維持は絶対的に必要だと痛感しております。 前置きが長くなりましたが、弊社の野菜が将来の食産業を支えるとは思いませんが、同じ想いを持つ農家が増えて欲しいと願っております。 ◆今後の展望・夢 第二、第三のつくらぼが全国にできていくことを夢見ております。 小さな植物工場が地産地消を実現し、食の流通も安定化させることが農業を変えると考えております。 新規就農者に期待はしておりますが、企業の農業参入が増加することで農業界の盛り上がりが加速化すると捉え、弊社も続いております。 企業農業の挑戦が、農産物の価値を革新していき、納品先の喜びにも繋がって欲しいと日々願いながら農作業しております。 ◆その他アピールポイント 365日農業。 人工的な環境下で育てる植物工場産野菜の生産流通に休みはありません。 故に価格変動も出荷量も変わりません。 自然環境の影響を受けないので、露地栽培野菜の出荷量が著しく減った際の救世主的な存在になれば良いと考えております。 従来の野菜相場と異なり、一定価格で提供するので価格変動がないことでお客様に安心感を与えることができると思います。 まずは弊社の野菜サンプルを召し上がって食味や品質評価して頂きたいです。