久しぶりの投稿をします。 今年初めよりポケマルにて特別栽培いちごを販売させていただきました。 多くの注文をいただいたこと改めて御礼申し上げます。 今回実践した化学合成由来の農薬不使用の栽培における防除について詳細を案内できればと、５月にポケマルでの販売を終えた後も、様々な試行錯誤をしてきました。その中で行き着いた結論を整理すると、他の栽培管理については省略した非常に簡潔な内容となりましたので、この投稿にて案内をさせていただきます。 その防除方法とは、水で薄めた酢（酢酸）にアミノ酸が豊富に含まれている豆乳を少しまぜ週一程度で散布するというものです。実は、ホームセンターでよく売られているアース製薬の”やさお酢”という商品を参考に作り、その効能に書かれている効果を同様に確認できたため、使用し続けました。この場合、家庭菜園用を想定して商品化されたものを大量に散布するという点が特異であり、すなわち、酢を大量に散布することによる作業者や周辺環境への影響に対する注意が、必要になってくることを最初に述べさせていただきます。 ○　酢散布防除の成分（無加温ハウス2.5a、いちご1000株、10月定植・12～翌５月収穫、週１回程度の定期葉面散布） 水　ー　19.５L ジャパンバイオファーム　アグリエー酢・クリア　ー　0.５L （この希釈で酸度は約0.25％になる。） トップバリュグリーンアイ成分無調整豆乳　ー　50mL ○ 　その他、気づいた点 １．豆乳は、大豆レシチンによる酢を乳化させる作用を持っており、沈殿物ができないよう混和する。 ２．隣接圃場にてアブラムシなどの対策でコマレンアブラバチなどの放虫がなされ、その間接的防除効果も確認しています。 ３．酢の連続散布にる食味への影響はなかったが、消臭効果による香りの減退を感じられた。一方で、いちごの甘み風味を増す効果が感じられた。 ４．この防除方法は、まだ一圃場で一期のみの実施であり、状況に応じて多様な策を講じる必要が考えられます。もし試行される際に、より詳細なサポートが必要であると考えられた場合は、埼玉県在住で全国を巡っている農業アドバイザーの方の紹介をさせていただきます。メッセージなどでお問い合わせ下さい。

皆様こんばんは（長文失礼いたします）、 この度2月よりポケットマルシェにて、イチゴとジャムを販売させていただいております。全国から大変多くの方々より、ご注文をいただきありがとうございます。 以下に3点のお知らせを、この場にさせていただきます。 １．イチゴは、予告なく数日前に出品を取り止めました。 農薬不使用という農法を、独自に初めての挑戦という形で取り組んでいます。多くの専門家や技術者より、4、5月の気温上昇と共に病害虫が発生するだろうと言われてきました。5月を迎えた今、イチゴの樹勢はすこぶる良好ですが、ハウス内温度が40度を超える状況となり、今後イチゴの実はジャム用として収穫します。一方、この農法の防除効果の検証を継続し、その有効性を実証し続けていきたく思っております。今回の栽培記録は、改めてポケマルにも紹介させていただきます。ぜひお目に留まった生産者の皆様にも減農薬、無農薬の一助になればと願っています。 農法などと言いつつ内容はいたってシンプルで、一読で実践できるようなものですが、全国を巡回する農業アドバイザーに、有償サポート体制構築の相談もしています。 ２．本日新たに40ｇ入りのミニジャムを出品しました。 ジャムをインテリアの飾りのように演出したり、コレクションしたりと、この度のジャム販売を通して、学ぶものがありました。今までは、ジャムはパンにぬって食べるだけのものと考えていましたが、そうした楽しみもあるのですね。乙女座の者として乙女度がアップした気分です。40ｇというとパン2、3枚で使い切るぐらいの量ですが、ぜひイチゴを食べられた思い出としていかがでしょうか？ ちなみにラベルのちぎり絵は、イチゴを食された方が絵はがきとして感想を送っていただいたものを転載しています。 ３．ジャムづくりワークショップの開催をします。 今回のイチゴジャムの製造に携わっていただきました、コレサ（core・sa）の幸田和代さんによるジャムづくりのワークショップを行います。出来たジャムは瓶詰にしてお持ち帰いただけます。近隣のゲストハウスに泊まりながら、ワークショップに参加するオプションも用意しました。当日イベント後に、コレサにてマクロビオティック料理の夕食を食べたあと、コレサ前の清流で蛍観賞をし、ゲストハウス宿泊、そして翌朝もコレサにて朝食を提供させていただきます。 詳しくは、メッセージ等にてお問合せください。 ------ ジャムづくりワークショップ@コレサ 日時：6月29日(土)14時～17時 場所：core・sa ／兵庫県神崎郡市川町上牛尾 1901-2 講師：幸田 和代 参加費：3,000円 ※ゲストハウス宿泊オプション+10,000円(蛍観賞とマクロビ料理の夕食と朝食付き・定員5名) ------ 今後とも無農薬野菜の栽培や加工品開発を行っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 古井 亮司