山形県鶴岡市

齋藤かおり

庄内風土農園

鶴岡茶豆,オクラ,秘伝枝豆,人参,大根,南瓜,里芋他

◎庄内風土農園の齋藤かおりと申します
山形県の日本海側に位置する庄内地方に生まれ育ち、実家の農地で平成27年より庄内風土農園として起農した齋藤かおりと申します。
動物性堆肥や肥料、農薬などに頼らない、地元庄内の気候風土をダイレクトに受けて育った作物を多くの方に食べて欲しいという気持ちと、この気候風土を大切にしたいという想いからこの農園名に決めました。

◎震災をきっかけに自分の生き方を見直すように
実家が農家だったこともあり、幼い頃から祖父母や両親と田畑に居ることが当たり前の暮らしをしてきました。社会に出て一人暮らしを経験するようになり、体調不良が続いたことから地元に戻りたいという思いもあったので帰郷。
そしてその後の東日本大震災が自身の衣食住や生き方を見直し、今思えば、それが起農に繋がる一番のきっかけになったと思います。震災前からも自分の生き方に納得がいかず悩んでいたこともあって、野菜本来の味、そして生命力のある食べ物を未来に残したい、農薬や肥料の投入による地球の汚染を減らしたい、という想いから今にいたります。

◎生産物の紹介
タネは固定種もしくは自家採種した種のみを使用し、また、動物性堆肥や化学肥料、有機肥料、農薬を一切投入せずに栽培しております。
栽培作目は米(ササニシキ)、枝豆、じゃがいも、人参、大根、オクラ、かぼちゃ、大豆など、野菜については畑と相性が良い作物を優先して栽培しています。

◎つたえたいこと
わたしが実践しているのは、自然農・自然栽培と言われるやり方ですが、同じ自然農や自然栽培でも生産者によって定義や考え方が違いますし、管理の仕方、気候風土や土壌によっても作物の状態や収量が変わってきます。現在使用しているタネの8割が自家採種で、苗を育てる土から肥料を使用しておりません。
「タネ」は自らが育った過程、気候風土を記憶し、次の世代へと繋いでいきます。だからこそ、タネは栽培方法や農法よりも重要であって、買うものではなく採取して繋いでいくことが自然だと思います。
就農当初はただ「動物性堆肥や農薬や肥料を使いたくない」という気持ちが大きかったのですが、今となっては「要らないから使わない」「何も入れない方が虫はつかないし病気のような症状が少ない」「野菜そのものの味がする(えぐみがない)」から続けているという表現が近いかもしれません。
そして何よりこの農法を続けていて感じるのは、人間が過剰に手をかけないほど彼らは美しく、そして生き生きしている、ということ。偽りなくいつもストレートに伝えてくれる自然界の姿は、毎日が新鮮です。