山形県最上郡最上町

高木 厚

赤倉ファーム

最上赤にんにく、熟成最上赤にんにく(黒にんにく)

【サラリーマンから農家へ!】
東京都出身で9年前にサラリーマン生活に終止符をうち、全く初めての農業で生計をえるために
山形県最上町赤倉温泉地区に移住しました。1年目は県の農林大学校で新規就農コースそして2年目は農産加工コースに入学し
農業の基本を勉強しました。赤倉ファーム名は赤倉温泉の代表的な農園を目指し名づけました。

【農家になった経緯】
サラ―リマン時代から家内の実家は赤倉温泉地区でお米を作っていたので、田植えの時期には毎年手伝いに行っていました。
農業は自分のペースでそして自然に囲まれた環境で快適な汗を流しながら定年がない職業として
働くのも新鮮に感じていました。

【地域、最上赤にんにくの紹介】
最上町赤倉温泉地区は四方が山に囲まれていて、夏は暑く冬は2m近くも積雪がある豪雪地帯であり農業には過酷な土地です。
移住した時点で作物を何にするかは明確ではありませんでしたが、人が作っていない何か差別化できるものを探していました。
移住1年目に鶴岡の山大農学部主催の「在来野菜の社会人向けの講座」を受講しました。そこで最上町にも在来野菜の「最上赤にんにく」が昔からひっそりと作られてきたことがわかり、早速作ってきた人から種を入手し栽培を始めたのがきっかけです。
9年前当時は、地元の人も知らないにんにくでしたが、
青森産のにんにくの違いを山大工学部で機能性・味覚の違いを測定して数値で話したり
周年出荷をするための乾燥室や保存庫の環境を整え、ホームページ開設は商談会参加など情報発信に努めました。
数年前には全国放送の「満天青空レストラン」に出演し「最上赤にんにく」の名前が大きく知られるようになりました。
夏冬が過酷な土地だからこそ、風土にあった昔から受け継がれてきた「最上赤にんにく」という宝を
誰も見向きもしないなかで掘り起こしました。

【伝えていきたいこと・信念】
最上赤にんにくの特徴は生で食べると辛いなかにも甘味があり、加熱するとほくほくと甘味が増します。また機能的にはにんにくの大きな機能成分である自然のペニシリンと言われている「アリシン」が勝っています。また熟成最上赤にんにく(黒にんにく)もしても、機能成分としてのS-アリルシステインや旨みも勝っています。

【今後の展望・夢】
「世代に自信をもって受け継ぐことができる野菜をつくる!」が赤倉ファームの基本方針で
環境保全型の農業をめざし、牛糞ベースの堆肥を使い除草剤や定植後の農薬は使っていません。

【2017年度やまがた公益大賞受賞!】
最上町は若い人がどんどん出ていく過疎地であり、そのなかで地域を活性化しようと
富沢地域「地域おこし研究会」を4年前に立上げました。
富沢地域雪まつりや田植え体験教室そして地域のカレンダー作成
などの活動に対して山形県から評価され「2017年度やまがた公益大賞」を会長として受賞しました。