有機農業の実践と黒石ブランド農産物の
有機化を目指し、
水稲を中心とした高品質な有機農産物の
産地づくりに取り組みます。
環境負荷の軽減に配慮した農業を推進する国の「みどりの食料システム戦略」の中の有機農業産地づくり推進の取り組みで、有機農業を起点とした食と農の活性化を図り、魅力あるまちづくりを目指すことを目的として、令和5年3月20日に「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。
たくさんの場所で作る
生産者を増やす
いろんな場所で買える
子どもたちにも伝える
黒石市と同じく米の産地であり、有機JAS認証における独自認証団体である山形県鶴岡市へ独自認証機関としての有機農業推進におけるメリット・デメリットや今後の推進体制等について意見交換しました。また、有機JAS認証ほ場を視察し、チェーン除草やマガモによる除草抑制方法について、生産者と意見交換しました。
黒石市が寿司専米としてブランド化している「ムツニシキ」の有機化を目指し、栽培方法のマニュアル化をすべく(地独)青森県産業技術センター農林総合研究所と連携し実証実験を行っています。
①種子消毒方法の実証
②病害虫対策における栽培方法の実証
③雑草防除方法の検討
④初期生育確保対策
井関農機株式会社及び株式会社ヰセキ東北と連携し、有機農業実践ほ場にて除草効果が期待できる「アイガモロボ」、省力化が可能となる無人走行の「有人監視型ロボットトラクター」の実演を行いました。また、令和5年3月20日には、「オーガニックビレッジ宣言」と同時に井関農機株式会社及び株式会社ヰセキ東北と黒石市の3者による「持続可能な発展のための有機農産物の産地づくりに関する協定」を締結しました。
市内生産者に向けて、有機農産物と称することが可能となる「有機JAS」認証制度の概要と認証取得までの手続方法についてセミナーを実施しました。
有機農産物(有機米)を活用した、加工品として甘酒を試作しました。有機JASマークを付与するための認証取得に向け改良を行っています。
有機農産物の販路拡大を目的に、有機農業実践者の農産物をイベントに合わせ販売を行いました。通年の取扱いを目標に商談を継続しています。
月に1回ずつ試験的に市内小学校(4校)の給食へ有機米を導入しています。
令和5年6月〜9月・・・合計380kg
令和5年2月〜3月・・・合計208kg
株式会社アグリーンハート
佐藤 拓郎
八甲田山の伏流水が豊富に流れ込む黒石市は県内でも良質米の里と知られる地域です。その水清き里のお米農家6代目である佐藤拓郎が「笑顔農業・感謝農業」を掲げ創業したのがアグリーンハートです。地域の課題を解決していくファーストコールカンパニーになるべく、農業好きな仲間と太陽と土と共に生きています。「安心安全な食材は安心安全な現場から」という考えから、国際農場基準である「GLOBAL G.A.P.」を取得し、食品安全だけでなく、労働安全、環境保護を大切にした農業を実践しています。
また、休耕地を自然栽培で復活させるプロジェクトでは「有機JAS」に加え、障害者の皆さんに農作業に参加してもらう農福連携認証「ノウフクJAS」も取得しています。
「いただきます」は命を繋ぐ感謝の言葉です。人や地域だけでなく地球を笑顔にする農業を目指して日々奮闘しています。応援よろしくお願いいたします。